ふるさとRe:Boot研究所

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名越の祓い

約3分
名越の祓い

1年の節目のイベント

 

先日夏越の祓いに行って来ました。近年は特に不景気などもあって一層信心深い人たちが夏越の祓いに参列するようになりました。戦前はもっと多かったと思いますが。

 

旧暦は少ない?

やはり伝統行事の一つとは言え江戸時代以前の太陰暦に基づいて行なっているところの方が少ないと思います。しかし本来は太陰暦に基づく名越の祓いになると一ヶ月以上後ろ倒しになってしまいますね。(本年なら8月21日)夏休みの終盤になって1年の半分と言う計算になります。そんなことから太陽暦に基づく前倒しの6月30日に行なうところがほとんどであるようです。

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茅の輪くぐり

この名越の祓いに付き物なのが茅の輪と言う大きな輪です。どれくらい大きいかと言えば人が通れるくらいと言えば解ると思います。戦前は麻で作られていたことが多かったようですが戦後は大麻取締法上茅で作ったりススキの穂で作ったりマコモで作ったり、藁で作ったりしています。お正月に付け替えられるしめ縄と同じように地元の氏子さんたちが神職と力を合わせて作ります。

茅の輪を作るイベント

ではこの茅の輪、どうするのかと言えば神職を先頭に氏子さんや参拝客が潜って今年の後半の無病息災と家内安全などを祈るわけです。さて、地域おこし的にはこの茅の輪、茅や藁、ススキやマコモなどを刈り取るところからイベント化したいところですね。子供たちに刈り取りを手伝ってもらうのも良いでしょう。以前ならしめ縄とかは年男が優先とか言われていましたが人口減の地方にあってはそんなことを言ってる場合じゃありません。むしろ参加してくれるのであれば地元民でなくても受け入れた方が良いでしょう。また男性だけだった作業も女性も参加してもらった方が良いですね。手っ取り早く人手を集めるのであれば地元の高校とかに申し入れるのが早いでしょう。

メディア対策は入念に

 

氏子の皆さんの先導にみんなで作る茅の輪であるならやはり地元メディアにプレスリリースを流すべきですし新聞社の記者の方にも来て頂けるよう取り計らう方が良いですね。大きなイベントでなくとも地域の祭事を大切に保存するのは本来なら当然のこと、それをさらに盛り上げようと言う試みであるなら当然メディアにも協力を頼むことが出来ます。

他所にはない対策を

 

また茅の輪くぐりの名越の祓いはどこの神社でも行なわれますが茅の輪の作成に関してはあまり話題になりません。それゆえにプレスリリースとしても提案しやすいイベントになるわけです。当たり前の例年イベントですがほんの少しの対策で地元が注目されることもあります。準備は入念に行ないたいですね。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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