ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

21世紀は情報発信が必須

約3分
21世紀は情報発信が必須

フリーペーパーをプロデュースしてみた光景

 

地方にターゲットを当てたフリーペーパーをプロデュースし始めた頃、驚くことがいくつかありました。都会ではまずありえないことだったのでとても驚いたのを記憶しています。しかし地方のおじさまたちにとってはそれが常識だったのかもしれないので、今までお話しすることはありませんでした。

女性編集長

 

私がプロデュースするフリーペーパーは必ず女性を編集長にします。理由は女性目線の編集が必要であること。都会に住むふるさと出身者にとってふるさとの女性からの配信は心休まることになる可能性が高いということです。

集団就職の時代

 

かなり古い話になりますが1960年代から1970年代までの間地方から都会への集団就職というものがありました。都会には寮が完備され職場との往復と洗濯と掃除だけすれば食事すら賄ってくれるという地方出身者の次男、三男、もしくは娘さんたちにとって願ったり叶ったりの職場でありました。しかし中学や高校を卒業して間もない子供達が親元を離れるのは心細いものでありその出立式には涙を流す風景があちこちで見られたものです。

ふるさとの風

 

ふるさとへの想いを持ったま都会に出てきた人たちにとってふるさとの女性が発信する言葉はどんな風に映るのか?心細い気持ちをどんな風に感じるのか?それを考えた時、女性が編集長であることはとても効果的な戦略であったと言えると思います。

意外なまでの温度差

 

しかし反面、地元のおじさまたちにとっては「近所の娘が都会と何かやっているらしい」程度にしか思ってもらえないようで「創刊しました」と新聞にでも載ろうものならいきなり電話をかけてきて「〜に住む〜というものだがいつでもいいから来てくれ」「どういったご用件ですか?」「どうもこうもない。うちを掲載してくれるんだろ?」「失礼ですがお約束はいつ頃なされましたか?」「いつ頃も何も新聞に出てるじゃないか。ふるさとをPRするならくるのが当たり前だろう?」

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これ大真面目にあった話なのです。しかも必ず新聞に載ると一度や二度は電話が来るのです。電話一本で取材に来てくれるなんてことは都会では絶対にありえません。むしろ電話で呼び出されようものなら逆に「絶対に行きませんから」と言われるリスクすらあります。それくらい都会ではお目にかかれないお話しでした。

情報発信は必須です

 

21世紀は自己PRの時代です。「〜に住む〜をやっている〜がお届けする〜という情報」ということですね。新しいことを始めるならプレスリリースは必須ですし様々なメディアに出られるように手をまわすのも当然です。メディアが来てくれるなんて思っちゃいけません。毎日数百件のプレスリリースを見ている人たちに電話一本で取材に来いなんて間違っても言えません。

 

21世紀はそれを継続的に配信できた人だけが知名度と活躍を手にできる時代なのです。

 

 

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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