ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

映画「しゃったーず4」

約3分
映画「しゃったーず4」

流行の地域おこし系シネマ

映画「しゃったーず4」を見ました。近年流行の地域おこし系シネマです。(多少ネタバレもあるのでこれから見ようと思っている方はスルーして下さい)

ありがちなテーマであるけれど

いわゆるシャッター街をなんとかしようと言うありがちなテーマですがあまりにもリアルな展開なので見ていると思わず頷いてしまう部分が何ヶ所もあります。ただしシャッター街のシャッターを開けるように商店会を上げて活動するところまでがエンディングなので果たして地域おこしに参考になるかどうかは解りません。

次世代の家庭観

 

若い世代への世代交代を考えたとき先代の死去が一番大きなきっかけになるはずなのですがこの映画のようにふるさとに帰るケースはレアなのではないかと思います。と言うのも一旦都会で就職してしまった跡継ぎが結婚の際に「家業を継承する」約束をしてまで入籍するケースはかなり珍しいと思います。むしろ後だしジャンケンのように親が亡くなったから家業を継ぐことになり相続と合わせて多いにモメる展開になると言うのが一般的ではないでしょうか?離婚まで行ってしまうことも決して珍しくないと思います。なまじ地方から親が必死にお金を出してもらってしまっている手前、跡取り息子は帰省を考えてしまうわけですからその温度差はかなりのものでしょう。

世代の軋轢

商店会会長が役員の店が世代交代した際、跡継ぎの意見を全く取り合わない光景は当然と言うか、まだマシなのではないかと思います。ヒドいケースだと「若造なんて10年修行してから出直せ」くらいの扱いにしてしまうケースもザラだと思います。実際、とあるエリアのシャッター街は19時過ぎには店が閉店してしまう光景をその商店会の次世代たちがなんとかしようとしましたが結局聞き入れてもらえませんでした。しかしそこから10分程度の場所にコンビニが出来た瞬間、その日から1ヶ月間ずっとそのコンビニは日本一の売上を続けたと言われています。お客が来ないからシャッターを開けないのではなくシャッターを開けないからお客が来ないと言うことが実証されてしまったことになりました。

まとめ

少しありきたりなまとめになってしまいますが、シャッター街がシャッターを開けない理由は「儲からないから」と言いますが逆に儲かる方策を決めて、実行してからシャッターを開ける順序で行なうのもありなのではないかと思います。ただどんな企画でも映画の中で出て来たように資金は必要です。出るか出ないか解らない助成金や補助金を期待してお金を使ってしまうよりお金を使わずに出来る何かから始めて可能性を模索する方が未来を期待出来ますからシャッターを開けましょうと言う案はありだと思います。(シャッターを開けるだけならコスト0ですから)

 

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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