ふるさとRe:Boot研究所

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減灯イベント

約3分
減灯イベント

地球温暖化対策イベント

これは地球温暖化に合わせて始められたイベントです。ここ最近ですと6月21日に岡山県の岡山城で行われた減灯イベントが話題になりました。

闇夜に浮かぶお城の姿は荘厳だったり勇壮だったり人それぞれの印象はあると思いますが普段見慣れていない光景であるがゆえにイベント化しやすいとも言えます。

10年以上続くイベント

こういったイベントは2003年から実施されており、岡山県内でも272カ所が減灯を行いました。環境省によると今回の減灯イベントには全国約2万6千施設が参加したそうです。また7月7日の七夕にも全国で減灯イベントが実施される模様です。

どうやって相乗りさせるか?

このような複合イベントはとても効果を上げやすいテーマなので良い企画だと思います。他のイベントとどうやって相乗りさせるかによって広報コストも下がりますしイベントのブランディング化につながる企画です。

例えば日本は治安がいいことで有名です。なので市内が一斉に減灯しても治安が乱れる可能性は比較的低いと思います。(賛否両論出るでようけれど)これは海外に対しての治安の良さをPRするのにもとても効果的なイベントになりませんか?

地球温暖化のイベントとはいえエコにもなりますし治安も良く見えるメリットの大きいイベントになります。

星を見るイベントと相乗り

また街中が減灯されると星がとても良く見えるようになります。日本は世界から見てもかなり照明を多用している国なので(人工衛星から撮影した夜間だけをつなげたポスターがありますね)日本が自ら減灯をPRするというのも世界的に見て好感度が上がります。

日光東照宮の陽明門が中央真上に北極星が位置することでタイムラプスを使った撮影が行われそのスチール画像がポスターや絵葉書になっていると思います。あのように使い回しが効く画像の撮影も可能です。

鎌倉時代から続くイベント

 

参考までにいうと神奈川県の藤沢市にある遊行寺(時宗総本山)では毎年祭事の一つとして「ひとつび」(おめっとう)というものがあります。「ひとつび」はそのまま「一つ火」「おめっとう」もそのまま「御滅灯」と字を当てます。その内容は時宗の教えで「末法の世が近くに連れ世に広まっている仏の教えが一つずつ消えていき最後に真っ暗の闇が訪れる。そこから改めて火打ち石から明かりを点し始めて極楽浄土が復活する」というお話に基づいた法会です。

由緒正しき鎌倉時代から続くイベント「減灯」これを形を変えて現代にイベント化することはこれからの時代のエコや歴史観にもつながる素晴らしいイベントの可能性を秘めていると思います。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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