ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

迷惑者がお金に変身?

約3分
迷惑者がお金に変身?

意外な組み合わせ

私が住む神奈川県でのお話です。

三浦市といえばマグロの水揚げなども盛んな典型的な漁業の町です。近年は観光などにもどんどん力を入れてきている活気のあるエリアとして注目が集まっています。
その神奈川県三浦市三崎町城ケ島の県水産技術センターが海藻を食い荒らすことで有名なムラサキウニの改良に取り組んでいるとのこと。

想像の以上の厄介者

ムラサキウニの被害はとても大きく駆除対象にされるレベルのお話です。そのムラサキウニに廃棄されるはずだった大根やキャベツを食べさせたところ甘みのある美味しいウニになってしまったという嘘のような本当のお話です。

実はエサはすでにある

 

この話、地元の人ならわかると思うのですが三浦市といえば「三浦大根」が超有名な産地なのです。関東一円の大根市場を席巻するほどの大根の生産地を持っている三浦市が駆除対象のムラサキウニを大根で改良するってスゴいことです。

まさか好物?

 

しかもムラサキウニは廃棄する予定だった大根やキャベツが大好きなようで身入りも6倍程度に増量したというから驚きです。参考までにいうと一番のお気に入りはキャベツだと言います。その食欲は想像以上で今後の実験によっては育成期間の短縮やさらなる味の改良も可能なように思います。

廃棄野菜と駆除対象海洋生物の組み合わせが想像を超えたマーケットを形成するってワクワクしませんか?この試みは日本全国の漁協でも実験できるのではないかと思います。

先日漁師さんが1年間使用したジーンズが新品で22,000円のところユーズドで42,000円の価格がついたという報道がありました。今まではいろいろな面で苦戦されていた漁業もやり方次第では一躍脚光浴びるビジネスに変身しそうな勢いです。

原価0円への挑戦

 

私もかつて材料費0円の開発をやったことがありますがこう言った試みはとても地方の励みになりますね。単に廃棄物や駆除対象動植物を処理するだけではなく大きなマーケットに出せるレベルの製品に改良するというのは開発者魂が燃える懸案です。

またコストがそもそもかかっていないので売り上げが出ればすぐにでもマーケティングにコストが割けるわけです。さらに売り上げが上がればそこにプラントを建設したりも可能になるわけでドンドン夢が広がります。

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言葉の上でのリサイクルとかイノベーションを唱える地方や企業は多いですが実際のマーケットに即して本来の循環が生まれる開発を行っているところは少ないように思います。

そろそろ大企業の独壇場から地元の力でマーケットを席巻する開発をしてみませんか?

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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