ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

まちカフェ・リンク

約3分
まちカフェ・リンク

大学発地元カフェ

 

新潟の新発田市にある敬和学園大学の学生たちが同新発田市内にある商店街で運営しているカフェです。

2008年から始まり2010年にリニューアルを経て現在に至ります。

地方では大学の淘汰が進む昨今ですがこうした取り組みはとても興味深いと思います。と言うのも地方のまちおこしを観ていると都会の大学が授業の一環と称して行なうまちおこしが大半です。実際の現場には年に数日〜数ヶ月しか足を運ばないで企画立案から実行するケースがとても多いのです。都会の学生の感性から観たらとても想像がつかないレベルでの地方での運営はやはり現場を知らない机上の話が多々あるものです。

入学から卒業までの間お世話になる第二のふるさととも言える母校がある街を再開発を交えて活性化させようと言う計画は形を変えた産学協同であり生身の再開発を肌で感じることが出来る最強の教育の現場ではないかと思います。

単なるカフェではない

 

単なる地域へのお金の流入だけではなく地域のコミュニティの再生と言う意味においても若い世代と高齢化が進む地元民との交流が行なわれる環境をカフェを通して行なうと言うことは近未来における地方の大学にとって活路を見出す一つの手段になるのではないでしょうか?

このスタイルは大学に限らず高校でも行なえることで、実際に生産品を地元で販売する農業高校もたくさんあります。

フロンティアスピリッツ(起業家精神)

 

敬和学園大学のまちカフェ・リンクは地産地消と地域の健康を考えた起業家としての精神を培うことを目標としています。

単にカフェとしてだけではなく地元のお年寄りや障害者へ食事の配達を行なったり買い物を代行したり安否確認を含めた話し相手等、学生と地元民が積極的に関わることでより愛される地元の大学になることは容易に想像ができます。

地元に注目した開発

 

実際に地元新潟県周辺の農家さんと掛け合い、その地域の特産品を活かした商品開発等は単なる運営ではなく商品開発としても積極的に地元の産業を応援する姿勢には好感が持てます。

地元の福祉まで

 

その地元の材料を使ったランチを売り、その売上金の一部をフードバンク(夏休み等に一日一食も食べることが出来ない小学生を対象とした食事の供給システム)に寄付したり、実際にフードバンク運営の子供食堂に学生が出向きその手伝いを行なう等、地元に根強い溶け込み方をしている活動は言葉の上だけではない立派な運営であると思います。

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今後の学校運営に悩んでいる地域の方はぜひ一度新潟県新発田市のまちカフェ・リンクを視察に行かれると良いと思います。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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