ふるさとRe:Boot研究所

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へべすってご存知ですか?

約3分
へべすってご存知ですか?

 

ご当地フルーツ

 

へべすって言われると関東圏の人たちはちょっと想像がつかないかもしれませんね。へべすとは宮崎県限定の「かんきつ」の名前なんです。江戸時代末期に日向(現宮崎県)の富高村西川内の長宗我部平兵衛さんの庭先で栽培が始まったことから平兵衛さんの名前から「平兵衛酢」(へいべいす)と呼ばれています。(略してへべす)カテゴリーとしては「酢みかん」に分類されるそうですね。

かんきつの季節

 

「へべす」に代表されるかんきつは6月に入ると出荷が始まることからかんきつを使った麺類は今が最盛期です。うどんの上にスライスして並べたり、ラーメンの上にスライスして並べたりそれはもう爽やかな香りと程よい酸味で梅雨のジメジメ感を吹き飛ばしてくれる口当たりの良さです。またかんきつ系はお酒にも合うので飲んだ後の麺と言うことで宮崎のナイトライフは「へべす」一色(一食?)になりますね。意外と収穫時期は長く暮れ頃まで、なんと半年近く収穫されています。収穫期が後半に向うに連れて色が緑からオレンジに変わっていくので味だけではなく、見た目も季節を越えた楽しみがあるのではないかと思います。

麺類のトッピングとして

 

かぼすやすだちなどこの時期はかんきつが美味しいシーズンです。讃岐うどんもいつもならトッピングフリーと超お手頃価格が売りですがこの時期はやはりすだちうどんが出て来ますね。丸亀製麺も「かぼす」を乗せた冷やおろしうどんがあります。宮崎の人たちは「へべす」を「すだち」よりも大きく口あたりが軽く爽やかであると説明されていますね。

スィーツとしても

 

こう言ったかんきつ系の素材は熱いシーズンに爽やかな気分になれることからスィーツなどにするのも良いですね。へべすの生産地宮崎県では「平兵衛クッキー」「平兵衛さんのケーキ饅頭」「日向のかおり」「へべす最中」「日向そだちかおりもち」などが作られています。

本気の開発

 

それでもここまでの道のりは決して楽ではなかったようでクラウドファンディングで一口苗オーナーシステム等も導入されていました。

やはり地域の特産品はただ作れば良いと言うものではなく伝統に基づく歴史を守っていく覚悟のような志が大切なんだと思います。

面白いことにこの「へべす」のクラウドファンディングは企画した人たちが比較的若かったせいかパトロンの皆さんも若い人が多く、若い人が盛り上がれるプレミアムが用意されていたと思います。

歴史ある特産品を上手に残していきたいですね。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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