ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

減りつつある火を観るイベント

約3分
減りつつある火を観るイベント

大企業が挑戦する火の教育

 

先日友人から聞いたお話です。
今、大阪ガスは火力発電の啓蒙活動の一環として「火育」(かいく)と言うサイトを作っているそうです。子供たちに火の起源、火の使い方、火の大切さ等を教える機会として活動されているとのこと。とても大切なことだと思います。

http://www.osakagas.co.jp/hiiku/about.html

年を追うごとに厳しくなる法令

 

近年消防法の強化等から焚き火も禁止、キャンプファイアーも厳しい環境での運営となっているため子供たちが火を観ることが出来るイベントが極めて少なくなって来ているとのこと。

花火大会はかろうじて積極的に行なわれているようですが資金難を含めドンドン縮小、ないしは法整備の強化の方向に向かっています。

イベントの法整備が進むことで安全性が確保されることは良いことだと思いますが子供たちが火に触れる機会が減るのはとても困ったことだと思います。

重要なのに希薄になっていくこと

 

火遊び等の危険なことを教え伝える機会がないのも問題ですしそれを通して親御さんと子供たちの触れ合う機会が減るのも大きな問題ですね。

昭和の時代は落ち葉を集めて焼き芋をしたものです。しかし今はそれも消防法上NG扱いなのです。

地方では1月の15日前後にお正月飾りを燃やす「どんどん焼」「どんど焼」「差議長祭り」などが行なわれていますがこれもかなり厳しい監視の上でのこと、以前のようにその火で団子を焼いて食べると「1年間風邪を引かない」とか「1年間健康でいられる」と言う風習まで脅かしつつあります。

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法律が全てではないけれど

 

すべては法整備が悪いと言うつもりはありません。

しかし子供たちも含め人間が炎を観る機会が減るに連れて人との付合い方、本心の伝え方等、人間関係のぬくもりが希薄になって来ているような気がしてなりません。火を通して心が通い合う。その気持ちを大切にして頂きたいと思います。

キャンプファイアーから伝える火の大切さ

 

例えばキャンプファイアーひとつとっても薪を用意するところから始まり最後に火の始末をするところまでが一つの消防法上の規定です。その一連の流れから子供たちに教育していく必要性を感じませんか?

このままだと花火大会以外のイベントとしての火を観る機会が消失してしまう可能性すらあります。

今一度火の大切さを伝えていく必要性

 

昔は人は火とともにありました。焚き火も灯りをとることも、暖をとることもすべては火。その大切な火との共存を学べるイベントをどうか増やして欲しいと思います。

 

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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