ふるさとRe:Boot研究所

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今一度ふるさとの特産品を見つめ直す

約3分
今一度ふるさとの特産品を見つめ直す

 

江戸時代から続く特産品生産

 

現在はあちこちで商品開発やイノベーションと言う言葉を聞くようになりましたがそもそもの地元ふるさとの特産品をスルーして考えている人は多くありませんか?

特産品の歴史を紐解くと古くは江戸時代に江戸幕府が特産品のない全国各地のエリアを限定し様々な農作物を生産させたのが発端と言われています。
そもそも江戸幕府が特産品を作ろうとして始めたことなので二次加工も含めてより良い開発を視野に入れた特産品が多いかと思います。

幕府の指令

 

またこれは各地の特産品を研究していると面白い傾向が見えて来て、城下町等の大名の一声で農作物の種類を変えたり増やしたりしていたせいか新しい開発に対して積極的な地域が多いように思います。

貿易等を通して他地域と比較され負けてはならないのでそれなりにいい品質を追求しておりに直こうするのは惜しい品質の品種改良がなされたものが多いように思えますね。

朝鮮人参の特産地

 

このパターンで生産されているのが島根県の宍道湖に浮かぶ「大根島」です。江戸幕府の命令により日本全国のうち数カ所が選ばれて朝鮮人参が栽培されました。その中で現在でも脈々と生産が続けられているのが「大根島」です。かつては無人島で馬の放し飼いがなされていました。馬は多数があつまり交配を繰り返すと龍になると言う伝説があって神聖な島とされていたようです。そこに名産品として朝鮮人参を作るように江戸幕府から指令が出たわけです。

この大根島の朝鮮人参は台湾のバイヤーが買い上げ、焼酎等に漬け込み上海に輸出されます。そして上海の業者が韓国に販売したり日本人に売ったりしていると言います。その価格たるや大根島で購入する価格の数倍と言われています。日本人の皆さんも海外だからと言って喜んで購入する時は気をつけて下さい。

朝鮮人参の製品開発

 

例えばこの朝鮮人参の葉っぱはほとんどが土に返して肥料にしていますが木の葉の栄養分も根っこに負けない力があります。この葉っぱを使ってお茶にして販売する等の加工もなされています。

二番目の特産品

 

なぜこのような加工が必要になるかと言えば朝鮮人参の栽培は一度生産すると次は6年後まで生産出来ないのです。そして6年土を寝かして合計12年に一回しか生産出来ず、一生涯に3回生産すれば上出来と言われているのです。この栽培期間以外だと花の牡丹などを生産しているので経済的には潤っている大根島ですが更なる開発として高麗人参の葉のお茶などを作っているのです。

ふるさとの特産品を見つめ直すと新しいヒントが生まれて来るかもしれませんね。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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