ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

私塾の必要性

約3分
私塾の必要性

 

減っているのは高齢者だけじゃなく

 

みなさんの周りには何人くらいの中高生がいますか?ご自分のお子さんでもご近所さんでも構いませんが少子高齢化の昨今であれば人数は少ないかもしれませんね。

統廃合の影響

 

平成の大合併の後少子高齢化を見越して小中学校や高校の統廃合が進められました。地方の公共は小中学校の消滅を懸念し通学バスを走らせるような時代です。もちろんそれはそれで地元を守る以上大切な活動ですがもう一つ困ったことがあります。

それは地元の伝統や歴史の継承が出来なくなりつつあるということです。学校の統廃合は効率は良くなるかもしれませんが歴史や文化、伝統を継承するとなると特定のエリアにウエイトを置かなくてはならなくなります。仮にカバーしている全エリアを順番に学習させたら中身が希釈されるかえこひいきを非難されれるかのどちらかでしょう。

ふるさとの私塾

 

そこで私塾を作ることの提案です。残念ながらそこに予算がつくかはこれからの行政次第ですが明治以前、男の子も女の子も10歳前後になると神社やお寺に集められ男の子は男の子同士、女の子は女の子同士で1泊2日〜2泊3日程度の間を共に過ごし年上の先輩方から故郷の風習や習慣、伝統や歴史を学んだものです。

今ではその風習が形を変えて「修学旅行」となっていますが単に教室を離れた課外学習のようになってしまっています。これでは昔からの伝統や風習は伝えきれませんよね?やはり狭いエリアであっても昔から続く習慣や伝統は地元の人から学ぶべきであると思うのです。

そこで週に1〜2回勉強を教えてあげることと同時に地元の風習や歴史を大人から学ぶ機会を作ろうということです。時には地元の名産品を使って料理をしたりお正月やお盆のイベントの準備などを教えてあげるのもいいと思います。

以前はどこにでもあった

 

地元の古老なら昔の出来事を直に見ているでしょうし、孫や曾孫の世代との交流も喜んでくれるでしょう。また年端の近い子たちが集まることで活気も生まれます。大人たちも子供たちの連携が取れることは故郷にとって心強いことです。未来を感じさせる活動になるはずです。

最初に手を上げれば

 

日本各地でそういった活動が報告されるようになればあちこちで「うちもやる」という言葉が出てくることになります。そうすれば文科省も黙っておられず予算を振り分けてくれることになるかもしれません。またそういう活動の中から地域のリーダーがも生まれてくることもあります。

私塾とは進学のためだけではありません。故郷を未来に伝える大きな活動の第一歩になる活動と言えるでしょう。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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