ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

公共の資金を投入されると言うこと

約3分
公共の資金を投入されると言うこと

 

自然淘汰なのか?

 

このところ公共に資金投入をされた民間の観光客誘致目的の施設が次々と閉鎖される傾向にあります。理由はさまざまあるとおもいますが主たるポイントは以下の部分ではないかと思います。

資金面を公共からサポートされたことで運営サイドが余裕を感じ、緩慢な運営と回収見込みのないランニングコストをかけ続けてしまったと言うこと。

公共が持っている知名度とネットワークがあれば大丈夫だと運営が過信してしまったと言うこと。

万が一資金難に陥ったとしても再び公共からの資金投入をしてもらえるのではないかとタカをくくっていたと言うこと。

そもそもの責任関係に対する自覚がなく、あとからなんとでも運営でリカバリー出来ると思い込んでいたと言うこと。

民間レベルでのハングリーさはない

 

結局のところ、民間が公共から資金提供を受けなければ必至に運営することを選んでいたらそんなにリスクはなかったかも知れないと言うことになってしまいます。資金がなければ自ずと低コスト運営を心がけますし、そもそもずさんな経営は不可能です。

コミックの中にある依存否定論

 

「地方は活性化するか否か?」の中で女子高生たちが言っている通り作りっぱなしの行政、公共に依存しっぱなしの民間と言う言葉の「公共に依存しっぱなし」と言う言葉の通りの結果になっていることは明白です。

国や公共が資金的に後押しすれば必ず上手く行くと言う過信をどこかで手放さない限りこの不幸なループは永遠に続くことになります。

善意を逆手に取った悪意

 

公共の資金を期待するのと真逆にクラウドファンディング等で資金調達を行なう民間組織も出て来ましたがアメリカではその簡便性を悪用し資金だけ集めるだけ集めて「レギュレーションの変更のために実現しませんでした」と発表してそのまま運営が丸ごと逃げてしまったケースもあります。

やはり他人のお金は

 

資金難を切り抜ける方法は公共とクラウドファンディング以外にも融資や助成金、補助金などがあるとは思いますが返済義務のないプロジェクトはやはり思考回路に脆弱性が含まれてしまうのかも知れませんね。

一般に資金がなければ実現出来ないと言われているプロジェクトは大抵資金があっても出来ないことが多いです。また製品を作ることであれば可能性としては製品さえ作れば軌道に乗ることもありますが反復的に繰り返すイベントとなれば飽きのこない運営や飽きのこない企画が常に必要となります。ディズニーランドに学ぶ運営を語る人も増えていますが絶対的なステータスや百年単位で生み出されたキャラクターを越える企画を生み出すのは簡単なことではありません。

コストを削りまくった企画を考えてみたい方はぜひご連絡下さい。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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