ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

修学旅行民泊

約3分
修学旅行民泊

今時の修学旅行

先日Facebookで拝見したお話です。
名古屋の中学校が埼玉県秩父市小鹿野町の農家に民泊をすると言う修学旅行を行なったと言うお話でした。あくまでも推測ですが名古屋の中学校は比較的都会にある中学校ではないかと思います。(田舎から田舎へ民泊してもあまり修学にはならないとおもいますので。また都会から都会への民泊も同じですね。笑)

お手伝いがテーマ

 

ザックリ内容をお伝えするとまずは入村式から始まり農作業の手伝いから食事の手伝い等をしつつ農家の家族の一員として農家で過ごすことになります。郷土料理の味噌ポテトやうどん、栃の葉にもち米、小豆やキビなどを包んで茹でた「つとっこ」(つつっこ)などを手作りして食べると言う体験をされました。

もともと民泊を押し進めている秩父地域おもてなし公社がプロデュースした企画なので民泊のシステムがありきの企画ですが中学生と言う多感な時期に100人単位の民泊を行なうと言うのは農家の皆さんにとっても中学生にとっても素晴らしい経験になったのではないかと思います。

人口減を考える機会として

 

どうしても都会の中学生×地方の農家と言う限定的な組み合わせしか出来ませんが(逆パターンの地方の中学生×都会の一般家庭と言うのは想定しづらい)地方は人口が減りますし嫁の来てがいないとか入植する家族がいないとか現在問題視されているテーマについて都会と地方が一体となって考えるにはとても良いイベントではないと思います。

単なる田舎の体験ではなく

 

地方も単なる観光と言うことではなく民泊と農家の暮らしを組み合わせた体験型民泊は新しい集客の方向性を指し示す解りやすいテストケースになると思いますし、そこに修学旅行を載せることで学校側にも大きなメリットがあります。

高騰する修学旅行のコスト的にもメリットは大きく引率の先生や旅行代理店のスタッフなど人海戦術が必要な部分も各農家が協力的にサポートしてくれることで先生の負担も少なくなるはずです。そのなかでより大きな体験をありきたりの観光ではなく体験を通した農家の経験が出来ると言うのは従来のタダの旅行では手に入れられない経験に繋がるでしょう。

貴重な思い出としても

 

参考までに言うと民泊修学旅行が終わり帰宅のために農家の皆さんに挨拶を行なった中学生はあちこちで別れを惜しむ声が上がり中には泣き出す女生徒もいたり「帰りたくない」と号泣する生徒もいたとのこと。

民泊修学旅行の誘致に地方の農村は動いてみるのも良いと思いますよ。

スポンサーリンク

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


スポンサーリンク

スポンサーリンク