近年まれに見る大ヒット
先日大正時代の女学生の羽織と袴をモチーフとしたクラウドファンディングが発表になりあっという間にコンプリートしたことがありました。
デザインは羽織袴のプリントなんですが実際はプルオーバー型の大きなTシャツのような形状と素材です。そこに羽織と袴のプリントがなされているわけです。
このケースだとやはりアニメやゲームのイメージがモチーフになっていると思うのですがそれを普段着の部屋着として使いたい(場合によっては外出着?)と思う人が非常にたくさんいて、実際に製造するなら一着欲しいと思った人が多かったと言うことになりますね。
貸衣装のアウトレットと比較して
ここでポイントなんですが今は貸衣装屋さんが大学生の卒業シーズンに貸し出した羽織袴を何年かに一度リニューアルのためにヤフオク等で販売します。価格もとても安く、クラウドファンディングでの出資額とほぼ同じくらいの価格で販売されています。
ではなぜクラウドファンディングの羽織袴のデザインを選んで、中古の羽織袴は選ばないのでしょう?
理由は簡単ですね。まず重さ。着ていて重いのは女性にとってはとても苦痛です。さらにはメンテナンスの大変さ。一度着たら仕舞うのにとても大変なのがリアルの羽織袴です。キチンと畳んで防虫剤も入れなければなりません。季節によっては虫干しもしなければなりません。とても手間がかかるのです。
しかしTシャツ型のプルオーバーであれば洗濯機にポンと入れれば全自動でも大丈夫ですよね?また昨今の乾燥機能付きの洗濯機であれば終わる頃にはアイロンをかけるだけの状態で出て来ます。
手間いらずを求める
価格は変わらず、今までのメンテナンスの大変さもなく、しかもオシャレ。外出着になるかどうかは解りませんがTwitterやインスタグラムに掲載すれば注目度も高く、一着あれば友達にも注目されることは必至。だとしたらそのプロジェクトは推さないとならないなと考えるのは当然のことですよね。どう考えてもクラウドファンディンが勝てる理由が見えて来ます。
何に目を付けるか?
こう言ったありきたりじゃない?と思いながらもみんなが「あったらいいな?」と言うのがあればあっという間にお金は集まる時代になって来ていることが解ると思います。
ニーズは各所に
例えば茶娘の衣装とかもとても取り扱いが大変な衣装の一つです。ああいったものを一発で着れてしかもメンテナンスも簡単なものを作ればとても効果的ですし同業他社からも喜ばれることになります。
ぜひ業界の衣装で近代化されていないものを探し出してみて下さい。
スポンサーリンク