出る杭は打たれる?
地方はイベントや若い人が何かを始めると意外に反対されたり否定されることがあります。これはどんなことでも変化は大変なことですから当然と言えば当然のことですがそのままにしておくのはとても面倒なことになります。なぜなら時間は流れているわけで、自分たちが立ち止まっている間に周辺の市町村や他の県はドンドンと前進してしまうからです。
しかしだからと言って恐れる必要はありません。地域おこしはマラソンや徒競走と同じでずっと続けている方が明らかに有利ですが、一つだけ異なる点があります。それはショートカットが出来ると言うことですね。
ネットの世界
具体的に言うと2005年頃、日本にはSNSのMiXiと言うのが大流行しました。今でも残っているので知っている人は多いと思います。あのMiXiはあっという間に広がりFacebookの上陸とともにあっという間に消えていきました。
以前はなかったSNS
例えばMiXiにとあるコミュニティがあって衰退したのでFacebookに移行したとします。MiXiの時代からあるのでそのコミュニティは10年以上続いていたことが解りますね。歴史も伝統もあるコミュニティですね。で、そのライバルになるコミュニティをあなたが始めるとします。そこでMiXiから始めないとライバルとして勝負出来ないと言うことにはなりません。今ならFacebookから始めてもなんら問題ないわけです。また以前と異なる点としてTwitterやインスタグラムも併設すればすぐにライバルと同じレベルからスタートさせることが出来るのです。
マーケットが1/100になるリスク
さて話を戻します。このように変化することは恐れるに値しないことが解ると思います。この地球上でマーケットが1/100になることはあり得るのでしょうか?
実はあるのです。それは「百科事典」かつてブリタニカと言う会社は百科事典のマーケットの大半を持っていました。とても大きなシェアですね。小中学生の中では絶大なる信頼を持っていました。あるときインターネットが出て来た際、若いスタッフが言いました。「これからはパソコンの時代です。うちの百科事典もパソコンで使えるようにしましょう。必ずマーケットの大半が取れるはずです!!」と提案しました。経営陣の主要な役員は応えました。「マーケットが変わることはない。今までもこれからも」その瞬間、ブリタニカの未来は激変しました。その後Microsoftの「エンカルタ」が出て来て一気にブリタニカのマーケットを脅かし、「Wikipedia」でトドメを刺されてしまいました。今ではブリタニカのマーケットは1/100となってしまいました。
この話は決して地域を活性化しようとしている人たちに対する脅しではありません。変わらない人たちに対する警鐘になると思います。
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