ふるさとRe:Boot研究所

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ドレッシングは何から作る?

約3分
ドレッシングは何から作る?

余ったタマネギの行方

 

これは以前書いたのですがタマネギが余ったところで「どうしたらいいか?」と相談された時に応えたのが「ドレッシングを作ったら?」と言うものでした。

地方の農村はJAの強烈なプッシュとか上場企業の直接買い付け等があればまだしも通常では地産地消に近い形を想定する人が多いのではないかと思います。そうなると「どこで売る?」「どうやって売る?」と言う悩みがあるのではないかと思います。

流通ルートがない

その悩みが深刻である理由は生産品は放っておくと必ず劣化すると言うことです。流通ルートがないだけで過剰在庫になってしまうリスクを背負っていることが一番の問題であると言えるでしょう。

そもそも生産地での生産品販売は最も価値が低く、近隣農家がみんな同じものを作っているなんてことは当たり前のことです。なのでヒドいケースだと地元だと売れることはないと思っている人すらいます。

無理矢理探し出せるか?

是が非でもどこか流通ルートを探すか、買い付けをしてくれる相手を捜すかしかないと言うことになって行きます。そこで大抵の生産者はギブアップしてしまうわけです。

となると解決するべき問題はまず賞味期限を延長する必要があります。しかし単に生産品の賞味期限を延ばしても同じことを近隣で行なっていたら売れ残ってしまい賞味期限を延ばした意味がなくなります。なのでそのままの製品の保存はあまり得咲くではないと言えるでしょう。

二次加工する

ではどうしたら良いのかと言えば二次加工です。そこで上記に上げた通り一例として「ドレッシング」を作ろうと言うことなんです。

例えば海産物でイカがたくさん採れるなら「塩辛」大豆なら「味噌」「醤油」タマネギなら「ドレッシング」お米なら「麹」白菜なら「漬物」芋なら「干し芋」と生産段階からして二次加工しやすい生産物を栽培するのは良い考えですね。

また二次加工品なら試食を送る際も通常便かクールで充分に本全国に送ることが可能です。また近年ではフランスまではクールのまま送ることが可能のなりました。

あきらめない選択

そう言う意味で二次加工品を作り賞味期限を延ばし全世界に対して試食を送る。そして興味を示した国やお店での販売交渉を行なう。これだけでもかなりの可能性が広がっていくことがご理解頂けると思います。

また直販品として通販にすることも出来ますね。都心部の百貨店での物産でも話題にもなります。近年ではカード決済が簡略化されて来ていてショッピングサイトも簡単に構築されるはずです。

二次加工を考えた生産を検討してみるのはいかがですか?

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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