ふるさとRe:Boot研究所

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同じ地域内のお祭り

約3分
同じ地域内のお祭り

困った重複

平成の大合併を経ていくつかの市町村が合併して一つの大きな町になったケースは多いと思います。するといくつか困った問題が出て来ます。その一つが「お祭りの日が重なってしまうこと」だったりします。

以前は持ち回りだったお祭り

以前の都会のお祭り、特に東京辺りだと住んでるエリアによってお祭りの日時が異なっていて近隣の町へはお手伝いと言う形で繰り出すことが多々ありました。御神輿自体をお手伝いで出張させることもあり、お祭り大好きな江戸っ子としてはとても楽しみな時期が続くように作られていたと言われています。これはお祭り自体が週末のように一定期間で繰り返されるようになっていて宵宮と本宮に周辺からお手伝いが来ると言う形で運営されていたわけです。なのでお祭り本体を行なう地域は一週間お祭りが続き、周辺の町はその中の2日ほどをお手伝いすると言う段取りです。お祭りが重ならないのでどの地区も均等に集客のチャンスがあり、どの地域も近隣に負けないように様々な工夫や派手さを競うイベントになっていたようですね。

他のイベントとの組み合わせ

ところが昨今の合併で今は、同日に同じ市内でお祭りが重なるなんてことはザラにあります。しかもどちらも日程変更を譲らず現行を貫こうとしています。これはそろそろ気付いて欲しいのですが日程はずらした方が集客力が上がるのは誰が見ても解るはずです。また同時にその祭り自体を地元の中学や高校と連動させて学園祭と地元の祭りを同時に行うのです。そうすることで集客力もあがりますし告知も1回で二つのターゲットを狙えると言うものです。また日程が異なれば同一市内の別地区からお手伝いも来やすくなりますしどの地域も均等に活気のあるお祭りが開催出来ると言うものです。

出店も自前で

近年はJAのお祭りや地域の体育祭等も行われるので上手に組み合わせて大きなイベントにしていくと良いでしょう。またお手伝いは朝市のような出店も可能にしておけば、以前のお祭りのように近隣の地域の人たちが綿飴やトウモロコシ、たこ焼き等を販売することでさらに活気を持たせることが出来ます。

これは地方にありがちなことですが箱物行政の箱物維持のためにイベントを繰り返すのは本当に労力がムダなことです。なぜならその利益すら吹っ飛ぶほどに箱物にはコストがかかっていますし、税金は地元に重くのしかかって来ます。それを補うためのイベントは実に効率が悪いと言わざる負えません。そんなことより古くからあるイベントを上手に活かして多くの観光客を集めることでローコストで効果的なイベントにすることが可能になるでしょう。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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