ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

見えないものを売る時代

約3分
見えないものを売る時代

見えないものを売る時代

以前、伊勢神宮のお膝元のおかげ横丁にあるお茶屋さんは真冬でも扇風機を回しているというお話をしたと思います。お茶を機械で揉んでいるところに向けて扇風機を回して参道側に風が吹き抜けるようにされているというお話でした。そのため売り上げはとても好調でいつも客足があります。ここから五感に訴えるマーケティングは強いのがわかると思います。

葉っぱの価値

さてつい数日前に葉っぱを売って年商一億円の山間の農家の話をしました。お年寄りでもとても豊かに暮らしていらっしゃるのです。ああいった今までにない市場をどうやったら作れるのか?と考える人は多いと思います。原価の安さもさることながらライバルのいないブルーオーシャンのマーケットで自由に販売出来る環境はこの不景気の中で何物にも代えられないメリットであるのは容易に想像がつくと思います。

空気の缶詰

20世紀の頃、空気の缶詰なるものが流行りました。とても空気が清浄な地域の空気を詰めた缶詰が売られていたのです。中身は空気なので当然空でした。今なら「そんなもの売れるのかしら?」と思われるかもしれません。しかしバラエティショップなどで意外にも売れていたと言います。

氷を販売する

同じように南極の氷が売られていたこともありました。南極探査船が持ち帰った世界で一番清浄な氷と言われお酒の水割りを飲むのに流行ったことがありましたね。

これらのものは通常現地には当たり前にあるものです。葉っぱの話の際に書いた星の砂なんて地元民はなんとも思わなかったでしょう。しかし一度都会に出てしまうと意外に売れてしまったわけです。

これらの話を聞いて「そんな売りものはうちの地域にはない」と仰る方もいるかと思います。

音を売る

そんな方にオススメなのが「音を売る」音楽や会話を録音して売るのではありません。実は一部の研究者より「山林の風や鳥の鳴き声を録音した音は心を癒す」というデータが出されていて一部のマニアの方にはとても好評を博しているのです。

また国内メジャーの音響機器の製造販売会社は全国各地の素晴らしい環境の地域を選び不可聴音域の測定を繰り返しています。日本各地の風光明媚な場所や歴史と伝統ある寺社などの建造物周辺には特殊な風向きや自然界のノイズがあり、それにより地域ごとの農作物の育成が自然の風の波長と関係があるのではないかと言われています。

安眠のために

中には安眠のためにそのような自然界の録音された音を就寝時に聞かれて不眠症対策にされている方もいるそうです。

自然界の音、売って見ませんか?

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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