ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

うちの製品はいいんですよでは売れない

約3分
うちの製品はいいんですよでは売れない

当たり前だと思っていることをお客様は知らない

これは地域おこしをやっていて本当に言い難いことなのですが「売れない」と仰る生産者の方達に共通していることとして必ず「どこがセールスポイントですか?」と聞くと必ず「うちのはスゴいんですよ」としか言わないケースです。

「美味しい」「美しい」「食べやすい」「評判がいい」など様々な形で説明をしてもらえるのは良いのですが一番大切なものが欠落しているのです。

必要なのは実例

それは「実例」実際に「どこが美味しいのか?」「誰が美味しいと言っているのか?」「どういったケースで喜ばれているのか?」そう言った実例が乏しすぎることが多々あります。そもそも家業を継いだだけでその事業自体を大して好きではないとしたらこれはもう手の施しようがありません。短絡的な物言いになってしまいますが「止めた方がいい」のです。そして好きな事業に進出する方が結果的に効率的だと思います。

しかし自分で始めたか、好きで継いだ家業であるならそうはいきません。身体壊してでも薬飲みながら続けなければなりません。

実例を何に使うか?

そこで一番実例が必要なケースを上げておきます。

まず販売時のポップやバナー等が書きやすく、自社以外での販売者も参考に出来ることです。実際にキャッチコピーとか考えると結構難しいものです。ましてや他人が作ったものをさも美味しそうに伝えることを考えたりするとそれだけで2〜3日は簡単に過ぎていってしまいます。なので実例をベースに実際にメモ書き程度でも良いので書いてみることです。

二つ目が自社の販売員がいる場合はそのセールストークの一端に使えると言うことです。スタッフは教育しない限り自社製品のセールスポイントは憶えません。また憶えても曖昧で明確な断言をしません。なので実例を伴うと真実味に溢れる明確な説明が可能になります。

三つ目がその実例集がそのままプレスリリースとして使えると言うことになります。プレスリリースとは新聞やテレビラジオに掲載してもらうためのインフォメーションですがいざ書くとなるとなにから書いていいかわかりません。一般的には5W1Hと言う報道に使う必要事項で書けば良いと言われていますがそこにも一歩踏み込んだ説明として実例を上げておくのはとても効果的な方法なのです。

四つ目がニュースレターを発行している場合はその中に実例を掲載出来る点です。購買を踏み切らせる一番の大きな理由の一つがお客様の声と言われています。そのニュースレターに実例としてお客様の声を掲載出来ると言うことです。

お客様の声を集める

では具体的に実例をどうやって集めるのか?これが一番簡単なのは「お客様の声」です。お客様の声を下さった方になにかプレゼントを差し上げるわけです。また「激励、応援お待ちしております」と書くと否定的ないわゆる「ご意見」が減ります。そこで集まったものをダイジェストしておくといざと言う時に様々な使い方が可能になります。

ぜひお試し下さい。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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