ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

物々交換

約3分
物々交換

仕入のない弁当屋

これは現金収入を得るための方法ではありませんが、今後必ず注目されるであろう方法です。また、取り扱う物によって分けることで何種類も行なえますから一度考えてみることをおススメしたいと思います。

以前テレビでやっていたことなのですが、確か愛知県だったと思います。お弁当屋さんなんですが仕入がないのです。仕入と言われる工程がないと言うのが正しい考え方かも知れません。なんて書くとまるで原料を盗んでいるかのような話ですが違います。また全ての原料を自分で生産しているわけでもありません。自給自足と言うわけでもないのですね。

物々交換で原料調達

ではどうやってお弁当を作っているのかと言えば物々交換です。原料の数々を原料メーカーの会社や農家からタダでもらってくるのです。でも正確にはタダではありません。では何をもって支払いを行なうのかと言えば現物支給なんですね。原料を提供しお弁当をもらうと言うことなんです。前日に収穫してお弁当屋さんが取りにきた野菜やお米を翌日には弁当にしてくれると言うサービスなのです。

社内で完売

番組の中ではもらった原料で作ったお弁当をもらった会社や農家はそれを売っても良いし自社で食べてしまっても良いのだそうです。前日に提供した材料が翌朝にお弁当になりそのままお昼に食べることが出来るために、その新鮮さから、原料を提供してくれた会社や農家の人たちにはとても好評で大人気だと言います。販売するお弁当の値段は各々決めていいと言われているそうですが納品と同時に社内で完売してしまう会社もあるそうです。

種の交換会

これって税務的には帳簿上で価格に換算した決済が必要になると思いますがとても面白いことですね。他にもフリーマーケット的に農家の種の交換会があります。現在流通されている種子は子孫を生み残さない種類なので通常は交換出来ません。(交換しても芽が出ません)しかし在来種の子孫を増やせる種を農家の人たちが交換し合って新しい種類の野菜や果物を生産する活動をサポートしています。

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こう言った物々交換が増えていくことで地元は活性化するでしょうし、その会社やその会場の活気は増していくでしょう。また必要なことを金銭を介在させずにやり取りする習慣もとても有益だと思います。なぜなら江戸時代の5人組のようにお互いにお互いの農作業を手伝うことでより効率的に作業が行なえ、そう言う手伝い合うネットワークを作ることにも役立つからです。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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