方言ってどう思う?
先日ビジネスセミナーに参加した際に参加者の方とお話しした内容です。
方言が一番可愛いと言われているのが福岡県と言われているそうですね。
「〜だっちゃ」「〜と?」「〜やけん」と女の子が言うととてもキュートなイメージだそうです。
対して神奈川では伝説的に「〜じゃん」とか言うことが多くこの言い方自体が全国区になってしまいいまではさして珍しくない「準標準語」と言っても良いレベルになってしまっていると思います。
実は神奈川の内陸部にはもっと方言めいた言い回しがあり「あなたの家では」のことを「おめーた」とか【自分の家では」のことを「おらが」と言っていたりしました。このあたりの言葉はすでに絶滅した言葉と言っていいでしょう。私の祖父母の時代は普通に使われていた言葉です。
方言女子
さて、この方言のマジックについて元々話の発端は「テレビ等で見ても可愛いと思う方言」と言う話から始まりました。途中福島弁などを交えてお話しして下さる方もあってなかなか楽しいトークだったのですが実際のところ都会ほど方言に飢えていて方言で話しかける程一生懸命聞こうとしてくれます。
標準語=怖いのイメージ
言い換えれば都会で標準語の人から話しかけられると思わず身構えてしまい「怪しい」と思う人が多いのでしょう。キャッチセールス等と勘違いされるリスクも上がるようですね。
何度かお話ししたと思うのですが都心分での朝市などで地方の農作物とかを販売する際には必ず「方言」で販売する方が有利です。試食試飲も同じです。今後、都心部のチラシ配りも方言の方が反響が良いかもしれません。笑
それくらい方言を聞いた瞬間の緊張度が違うのです。
これはあくまでも噂話として聞いて欲しいのですが某「国営放送」(この表現の可否はまた別の機会に)では地方の取材はあえて方言が感じられるインタビューを率先して採用しているらしいとのこと。その方が郷土愛を煽れる上、共感を持たれやすいと言うのが理由のようです。
時代は地方の時代と言われる理由がこんなところから解って来ます。そして地方を感じられる環境を作ることが集客のポイントになって行くのかもしれませんね。
地方で聞けない方言?
一昨年当たりは毎月九州に出張へ出かけていましたが不思議と入るお店が方言丸だしだったことは極めて少なかったと記憶しています。某山奥の山村にある直販所は地元のおばあちゃんたちを含めた女性中心の運営でしたが、そこだけは方言丸出しの話し方でした。当然ですが滞在時間は長くなり、あれこれと地元のお話を聞かせてもらったのが新鮮でしたね。
方言を活かしたマーケティング、これからの時代は必須になるかもしれませんね。