地域ごとに流行なんてあるのだろうか?
本日は地域限定の流行についてです。
以前、まだ今程ミニバンが流行していない時代にとある自動車メーカーのミニバンに乗っていることを当時の知り合いの福岡に住む女性に話したことがありました。割と普通に車に乗っている子だったのですぐに解るかと思いきや、これが全然通じない。名前を聞いてもどんな車か想像つかないと言うのです。仕方がないのでネット上でその車のサイトを探し出しリンクを送ったところ「あーミニバンね」とやっと腑に落ちた様子。関東ではとてもよく見かけていた車だっただけにその反応は衝撃的なものがありました。
スポンサーリンクおそらく推測ですがその当時に福岡はセダン型の車が流行していたのでしょう。またはワンボックスか。ミニバンと言うのはアメリカでの流行の煽りを受けて日本でも販売し始めた経緯があるのでその文化はまだ福岡には浸透していない時期だったのではないかと思います。(今は普通に福岡でもたくさんミニバンを見かけますよね)
女子高生の地域限定トレンド
同じようなケースだと日本で一番ミニスカートの女子高生が多いと言われているのが新潟県です。しかし実際にメジャーを持って計測させてもらったところ、大してスカートは短くなかったと言います。しかし他のエリアとは明らかに違う流行があったそうです。それは靴下の長さ。20世紀の終わり頃からルーズソックスに代表されるように女子高生の靴下は膝下直下からの長いものが流行っていました。
原因は意外な理由
ところが新潟ではその靴下の長さがふくらはぎの真ん中当たりまでしかないのです。今ではくるぶし少し上くらいになっていると思います。つまりは素足の露出面積が多いのです。その結果足が長く見えてミニスカートが特別短く見えると言うことのようでした。しかしこの傾向も昨年当たりからのくるぶしソックスの流行が出てくるまでは新潟限定の珍しい流行でした。
「けったくり」とは自転車のこと
今回特に面白い地域限定の流行はと言えば佐賀県。
佐賀県の自転車はとてもカラフルなんだそうです。通常の都道府県では5色~6色程度のバリエーションしかないところを佐賀県は12色ものカラーがあるそう。しかも当初は自転車には存在しない色を差が限定で特注してまでバリエーションを出していたと言います。佐賀平野の平坦さもあってあっという間にそのカラフルな自転車は広まって行き、結果として地域限定の流行になって行ったと言うことのようです。
時代は地方から都会へ?
以前は流行とは都会から生まれて地方に派生するものでした。例えばクレープとかラーメンとかみんな地方であっても都市部から生まれて広まって行く形がとても多かったと思います。それが今では地域限定の流行から始まり、気付いたら都市部が真似をするような時代になって来たのかもしれません。