ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

道草の出来るイベントを作ろう

約3分
道草の出来るイベントを作ろう

行って帰ってくるだけじゃ

地域おこしのイベントが上手く行かない理由の一つに道草の出来るイベントがないと言うものがあります。
目的があってふるさとを訪れるのである以上、目的が終われば返ると思う人が大半であると言うのは当然の理由です。しかしそこでもう一息「あ、寄って行こうか?」と思えるなにかを用意する必要があります。

お母さんの負担

これがないと「良いイベントだったんだけどなにか今一歩な感じだったよね」と言われてしまうことが多々ありますね。ではその今一歩とは何かと言えば、せっかく非日常に入り込んだわけですからいきなり日常に戻ってしまうのは惜しい。特に生活に密着した仕事を要求されるお母さんたちにとって楽しんだ後の日常に引き戻される光景は辛いものがあります。それをどうやったら緩和出来るか?と言うところにヒントがあると思います。

またお子さんも非日常の楽しさから日常に戻るのにもいきなりではなく、ワンクッション置いてもらった方が素直に戻れます。同時に「また来ようね。それまでがんばろうね」と言う更なるモチベーションを伝えるきっかけにもなります。

晩ご飯は最も手のかかること

では具体的にどんな今一歩が理想的かと言えば「夕食」これは家に変える途中で食べるにしても車の乗り降りがありなかなか厄介です。また何かを買って帰っても車の中で食べれば汚れる。なので食べて帰れるきっかけがあれば良いわけです。また同時にお風呂も家に帰って用意するのは厄介です。なのでお風呂も入れたらとても効率が良いと思うご家族連れは多いと思います。

朝から動き回った家族にとって夕食とお風呂が揃っている環境は何ものにも変えられないメリットになります。手間も省けて思い出も作れる。良いこと尽くめのイベントと言えるでしょう。

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いつ仕掛ける?

ではそれをどこで仕掛けるか?これが問題です。朝来てすぐだと「まだ遊んでみて、早く帰れるなら帰ってしまおう」と思うでしょうし帰りギリギリだと「面倒だから帰ってからで良いよ」となってしまいます。ベストなのは昼食後。特にお母さんが昼食が終わり、そろそろ帰宅後の予定を考え始めるころにさりげなく「せっかくのお休みだから最後まで楽しみたいお母さんへ」と銘打ったチラシやクーポンを用意してレジで配布してもらうわけです。すると最初は「うーん、お金使っちゃったから早めに帰れば良いわよね」とか言っていても、いざ帰るとなれば「なんか疲れちゃったからこのまま帰って後片付けも辛いかな」と思うようになり、「せっかくだからお風呂入ってご飯食べて帰っちゃえばいいか」となって行きます。

その集客で何人?

その家族の人数を考えた時、10組なら最大で40人規模にもなりかねない集客になることを考えると、道草のないイベントはいかにもったいないことをしているか解ると思います。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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