ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

月見の里

約3分
月見の里

何もない場所

よく「私の地元はなにもないからー」とか「面白いものなんかなーんもない」と仰る方がいます。
実際、1年を通してみて祭りと花火と年末年始くらいしかイベントがないと言うエリアは至る所にあります。その状況下で人が集まるイベントを作ると言うのは容易なことではないように見えます。なにしろ人が集まる条件は「美しいものを見る」「美味しいものを食べる」「とてもお得な(お土産の)お買い物をする」「子供が大騒ぎしても大丈夫な場所がある」などです。

「美しいものを見る」のは風景もありますし、花を見るとか紅葉を見るとかもありますよね。紅葉シーズンの京都、鎌倉の混み具合は特出したものがあります。ところがそれ以外のエリアはと言うと「美味いモノでしか勝負出来ない」とか思っていらっしゃるようで。

毎月なにもしなくても

例えば「満月を愛でる会」を開催したら年に最低12回程度は開催のチャンスがあります。そしていろんなエリアが「満月を愛でる会」を行なったら「新月祭」を行なえば良いのです。新月は真っ暗なので見るものがありません。でもそこに竹で作った灯籠を並べたり、漆黒の闇の中で川のせせらぎの音を聞き線香花火のような仄かな光を愛でたりできますよね。近年流行のホタルの里なんて言うのはその最たる例ではないかと思います。

当たり前の光景でも

今でも地方は地元の小中高生が祭りの際に「子供囃子」を受け継いでいるエリアがあります。あのお披露目会を「満月を愛でる会」で行なったり、その前の時間帯である夕暮れ時には東北地方での恒例行事「芋煮会」を町中や境内で行なったりすれば夕方から夜まで楽しめるイベントが作れるはずです。

地元民が出店すれば

同時に秋の収穫物で作った漬物や煮物、調味料等を作って販売出来れば地元へのお金の還流を作れますし定期開催ならリピーターも期待出来るわけです。

準備と言えば売上を立てるための店舗や仕入、仕込み等を行なうくらいで「満月」に仕込みはありません。人員も家族と自治会程度で賄える運営で行なえれば警備員等の調達も不要です。要はフリーマーケットや朝市をエンターテイメント化すると言うことになりますかね?やり方によってはいくらでもあると思います。

地方の高校生の楽しみ

高校生くらいの世代は花火大会に浴衣で出かけるのが楽しみなイベントだったりしますが「満月を愛でる会」なら夏から秋のシーズン4ヶ月の間に4〜5回くらい浴衣を着るチャンスが作れます。これって若い子たちにとっても魅力的なイベントになると思いませんか?

自然の景観をいかしても地域おこしは可能です。またローコストでも可能です。もしヒントが欲しければぜひご連絡を下さい。

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About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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