ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

ふるさとにおける学生の指向性

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約3分
ふるさとにおける学生の指向性

 

高校生の朝市

地方の地域おこしを手伝っていて大人たちが絶対に見誤っているであろう点についてお話ししたいと思います。その一つが子供たち、小中高生あたりは絶対にふるさとの活性化等には興味がないのではないかと思っていらっしゃると言う事です。

まずはやらせてみる必要性

実際のところ、そう言う地元の活動を冷めた目で見ることがカッコいいと思う世代も含まれているので外れではないと思います。しかしその反面、大人が上手に大人がセットアップしてあげると大人たちの何倍ものパフォーマンスで地域おこしに邁進すると言う特徴があります。もちろんすべての学生がそう言う可能性を秘めているとは言い切れませんが、かなりの割合で地元でのイベントや販売の手伝いをさせると大活躍する学生が必ずいるものです。それは潜在的な能力もあるかもしれませんがやはりその可能性を開花させるきっかけがなかったと言うのが正しい認識のようです。

適応力の高さ

面白い事に高校生ぐらいの世代に朝市の売り子の手伝いをさせると最初は声も小さく、標準語でボソボソと声を出すのですが「方言を使いなさい」「大きな声で家族や近所のおっちゃん、おばちゃんに話すように声を出しなさい」と言うとドンドンと声が大きくなり、それにつれて声を出すたびに笑いが起こります。言葉の通り箸が転がっても面白い世代であることを感じます。結果、その声と笑い声に人が惹き付けられてドンドンと活気が増して行くのです。

目新しい事と言うわけではなく

なにか新しい事をやらせているわけではありません。おじいちゃん、おばあちゃんの話す言葉を物まねし、面白おかしく売り子の声を出しているうちに笑いが起こり人が集まる。当たり前の光景のはずが今時の高校生たちにはそう言うチャンスすらなかった事を意味しています。

日本各地で今、20代の女性が朝市に出店が増えています。これはおばあちゃんたちが何十年にも渡って続けてきた朝市を引き継ぎ若い世代が調理法や食べ方を若い人なりに考えて伝えて行くと言う背景の元に広がっています。これはもう少し若年化させる機会があると思います。と言うのも高校生くらいの頃から朝市の経験があると20代でいっぱしの屋台の運営が可能になります。つまり単なる就職難の時代の就職難民→ニートの構図から外れるための有効な手段に出来る可能性があると言う事になります。

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地域限定であること

アイドルでさえ地域限定が増えている今、学生の頃から地元での自分のキャラクターの活かし方を知ると言うのは人生においてかけがえのない財産になると思います。

そんな機会をふやす地域おこしが増えて行く事を期待しています。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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