ふるさとRe:Boot研究所

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名物に美味いものなし

約3分
名物に美味いものなし

よくある話

これは意外とよく聞く話だと思います。日本の場合、こんな噂が流れたらかなり経営はピンチのはずなのでそうなる前になんらかの手を打っている可能性が高いですけどね。
それと観光地は食事に限らずお土産などの売り上げも見込めるので単一的な利益計算にならない分いきなりドボンと潰れる可能性は低いとは思います。

有名なオムレツ

さて、この名物に美味いものなしを地で行ってくれてるのが日本ではありませんがフランスのブルゴーニュ地方、モンサンミッシェルのオムレツです。世界ユネスコ遺産にまで認定された現地で食べるにしては信じられないほどの味です。

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本来、息も絶え絶えになんとか海を渡りついた巡礼者が少量で満腹感を手に入れるためと産み出されたようですがこれが恐ろしく不味いのです。日本式のオムレツと異なりケチャップすら出て来ません。塩と胡椒で恐ろしく薄味のノビノビ引き伸ばされたオムレツを食わなければなりません。しかもこの21世紀。一度島から出れば美味いものはいくらでもあるわけです。

日本にもある名物に、、、

方や日本でも、某有名神社のお膝元の名産と言われている「◯◯うどん」と言うのもあります。本当にこれも言い難いのですが数百年前からの特産品とは思えないほどの伸びっぷりです。しかも汁と言うか醤油とさほど変わらないタレの瓶が添えられて出て来ます。数年前に早朝現地の到着しその足で食べるものがなく注文しましたがいまでも忘れられないほどの味でした。これもまた海沿いのエリアであり、海産物は十二分に美味しいものがあります。時期が良ければアワビすら楽しめてしまうのです。また同時に数キロ離れれば牛肉の名産地が控えるエリアなのでそのうどんの味のヒドさが一際目立ってしまうわけです。

ここで考えてみて欲しいのですが食べ物がない時代に開発されたものであればその味を脈々と引き継ぐ事もあると思うのですが世界の珍味すら普通に食卓に上る時代にあって食糧難時代のメニューをそのまま出されても物好きが歴史的食べ物として食べる以外の目的がないのです。

当然、時代が変われば新しいメニューも開発されて当たり前ですしもっと美味しいメニューが生まれてくるのが普通です。どうしても変えられないのであれば一般公募にしてでも新しいメニューや特産品を作るべきなのです。

観光地が集客力を持っていれば持っているほど、このように美味いものなしと言われるほどの名産品が残ってしまう。言ってみれば努力をしないまま歴史を積み重ねてしまった結果となって行くのでしょう。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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