ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

地域おこしのプロデュースに潜む危険性

約3分
地域おこしのプロデュースに潜む危険性

他人を解っても自分の事は解ってない

地域おこしを行なっていてとても良く目にする割に誰も気をつけていない点について書こうと思います。
地方からお金を搾り取って後の面倒を見ない地域おこしをする会社はそもそも論外ですが、ある程度東京で経験を積んでふるさとに帰った人が陥りやすいパターンを紹介したいと思います。

都会の風はオシャレでも

東京での生活が長いとどうやったら注目されるとか、ふるさとでの人気の集め方と言うのがよく見えて来ます。これなら勝てるとかこうすれば話題になるとかいろんなパターンが想定出来るようになるのです。
言い換えれば視野が広がるからですし、可能性が見えて来るからとも言えると思います。

しかしここでみんなが気がつかない盲点があります。そのプロデュースを行なう本人が地方出身者でふるさとに帰る前提で地域おこしを行なう場合、東京帰りだけでも話題性があるためにその状況を驕ってしまうことが多々あります。

若者をフューチャーする事

元々地方はふるさとに根付く人間関係や信頼があります。それゆえに地元の高校生とかを応援しようと言う志はとりわけ強固なものになっています。しかし東京帰りは話題性はありますが、反面都会に慣れた擦れっ枯らしにも見えてしまうわけです。最初の注目度はオシャレだったりカッコよかったりとありますが慣れてしまえばむしろ鬱陶しい、目障りな存在として扱われかねない状況なのです。

ふるさとの子供たち

また地方の子供たちの純朴さを上手に活かして話題性は作れるとは思いますがそれに基づいてビジネスをハデに行なってる風情を漂わせるとやはり無用に敵を増やす事になります。

都会であれば引越せば住みますがふるさとを担いで逃げるわけにはいかないのです。

ここから解ると思いますが、自分の出身地であるふるさとをプロデュースする際に一番難しいのは自分自身のプロデュースであると言う事なのです。

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まずはセルフプロデュースから

ふるさとから見て都会を知ってる、でも地元の純朴さを忘れず気さくで優しい大人を演じるのはなかなか難しくもあり時には人間関係の狭間で葛藤もする立ち位置であると言う事になりますね。

そう言った点で自分のポジションとキャラクターを入念に検討の上、プロデュースをする必要がありますが残念ながらそう言うアドバイスをする職業はありません。またそれを知っている人自体が極めて少ないのです。

私は地方のプロデュースを行ないたいと言う人がいる時にいつもそこからアプローチをする習慣を持っています。これは他の人にはないスタイルであると言えると思います。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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