ふるさとRe:Boot研究所

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マコモの復興

約3分
マコモの復興

絶滅しかけているマコモ

近年、マコモを使った地域おこしが流行っているようですね。
昨日行った富士山でもマコモを再生するべく地域で育てていました。

マコモは旧来日本中に自生し水をキレイにする水辺の生き物の隠れ家だったり生活の場でありました。
しかし近年河川はコンクリートで埋め立てられ水の流れも人工的にコントロールされるようになってマコモの数は激減してしまいました。とは言え今でも伊勢神宮にはマコモ神事もあり地方では今でもマコモを御祭りしている神社もあります。

マコモダケ

近世との違いとして古来のマコモは神事に使う以外はあまり用途はなかったようですが20世紀からマコモの根に寄生菌が寄り付き節くれのようになったマコモダケと言うのが出て来ました。多少詳しい人に聞くとどうやら渡来種らしく中国からの渡来種のようです。しかしこのマコモダケがとても美味しく炒めるとまるで中華料理のために栽培されていたかのような味がするのです。このマコモダケが大きくなって収穫出来るにはある程度の環境が必要なようです。その品質はマコモダケを生産している人は地域で見分けを付けているとの事でした。日本では数カ所、そう言ったマコモの特産品に出来るレベルの地域があるようですがかつての日本の田園風景からはまだまだ足りない様子です。

保存が効かないからこそ

ただ惜しむらくはマコモダケは冷凍保存等が出来ないので収穫シーズンしか食べられないのです。しかし言い換えればマコモで地域おこしが出来ればそのシーズンを活かして集客が出来ると言う事ですね。マコモダケ狩りも出来ますしその時期しか食べられない料理として集客力の要にも据えられるレベルの食材です。また復興の意味もかねてマコモの苗を植えると言うことで集客も可能です。(同時に年末はお正月飾りを作るワークショップも開催出来ますね)

菊芋は渡来種ですがやはり繁殖力が強く、手間もかからず増産可能な野菜です。糖尿病にも効果が期待されると言う説もありやはり地域おこしにも使える可能性を秘めています。地中に埋めて保存が効き、放っておけば来年も発芽するので多様な使い方が出来る食材でもあります。

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人間の手で再生する

マコモも環境が良ければ自然と増えていく植生を持っているのでやはり手間がかからずに増えていく事が可能な植物です。上手に増やして地元の特産に育てていける可能性を持っていると言えるでしょう。

身近だった植物を再生や復活させる事で地元の名物にしていくと言う選択は手法としては簡単ですがとても効果的な方法であると思います。またその植物を使った二次的な創作活動や収穫作業等を上手に活かして地域おこしに活用して頂きたいと思います。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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