ふるさとRe:Boot研究所

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売れている地元野菜の直販店3つの特徴

約3分
売れている地元野菜の直販店3つの特徴

地域おこしの真骨頂

本日富士五湖周辺の観光地を少し回らせてもらいました。

とても興味深い事があったのでここでまとめてみようと思います。

春先なので野菜は増えていましたがまだ雪が残るエリアもあり多数の野菜が販売されていたわけではなく一部は日本全国から集められたものであると言う事を御理解の上お読み下さい。

地元の特産品

地元で生産された野菜は大抵、その土地にあった特性を持ちとても美味しく生産出来る事から特産品になる事が多いわけですがその歴史は江戸時代から生産を幕府から命ぜられて作り始めたり背景は様々です。

売れ行きの構図

その中でよく売れているところと売れていないところがありました。その差を見比べてみると面白い事が見えて来ます。

やはり勝負は味

一番明確に解るのは「試食の量」美味しいのは解っていてもそれをよりよく理解してもらうのに簡単な方法は試食しかありません。言い換えれば試食の量が販売の量とも言えるのです。また調理の方法もワンパターンではなく何通りかに試食の調理が出来ていると味のバリエーションも相まって訴求力が増しますね。同時に通りすがりの人たちにたくさん試食してもらうように心がけるだけで販売量が増加していくのが解ると思います。

地方の移動手段のメインは車

第二に今回の視察の場所である富士五湖周辺はそもそも車移動しか出来ないので駐車場がないとしたらその段階でかなりのハンデです。もちろんロードサイドで農家の露店販売は可能ですがそれだと販売総量の限度が極めて低いものになってしまいます。だとしたら素直にどこかの駐車場付きの販売所に委託するか卸す方が効果的であると言えるでしょう。また試食を考えたら無人販売はおススメしにくい販売方法になります。

笑顔で売る

第三に売り子が女性であると言う事です。女性は味覚に敏感ですし日常から台所に立つ事が多いので使い勝手の良い野菜はとても気に入った食材になると言う事です。また笑顔で女性からおススメされると試食を断りにくいと言うのもあります。最終的にあれもこれも試食させてもらえると「買わないと悪いかな?」と言う気持ちにもなり結果的に売上に繋がると言えるでしょう。

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また番外編ですがオマケがある販売施設もありました。これは農家直販に近い形の売り方ですが余り物の野菜やみかんを一つ二つオマケするだけで好感度が上がってリピーター対策になります。またその場でオマケを召し上がられたお客様が追加購入する事もあるので効果的な方法であると言えるでしょう。

ロードサイドであってもちゃんとした店舗を構えていたとしてもノボリは必須です。また「特売」ノボリもあった方が良いでしょうね。注目を浴びて売上が下がったケースは一例もないと言う事をご理解下さい。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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