ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

田舎へ帰る

約3分
田舎へ帰る

夏休みの一大イベント

昭和生まれの人たちは夏休みや冬休みに同級生たちと「田舎へ帰る」と話した記憶がある人が多いと思います。実際集団就職や大学で首都圏へ進学したまま就職し結婚した両親を持つ人たちにとって「田舎へ帰る」とはいつもと違った遊び方や食生活が待っている刺激的なイベントであったと思います。

近くなる田舎

東京から地方、地方から東京への距離は年々縮まっており、しかもコストはドンドンと下がって来ています。以前のように日帰り不能なエリアは極めて少なく、両親の実家に帰ったとしても3日もすれば飽きてしまい都心へ帰京したくなる子供たちも少なくありません。

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子供にとってのミッション

お正月であればお年玉がもらえればまずもって冬休みのミッションの半分が終わったと言っても過言ではありません。また夏休みであれば夏祭りが楽しめればこれも同じように十分楽しんだ夏休みと言えたでしょう。

果たして田舎は本当につまらないのか?

「田舎に人が来ない」これは残念ながら都会に住む人たちの問題ではありません。と言うのも「地方はつまらない」と言うのは実は先入観の塊のようなお話で、都会の子供たちから見れば毎日が刺激的なほどの山で遊んだり畑で採れた農作物をその場で食べたりする事は本当に貴重な経験なのです。ではなぜ「田舎はつまらない」と言う先入観がまかり通ってしまうのかと言えば、田舎に住む人たちがその生活にすでに「飽きている」からに他なりません。また同時にその中にあって季節の風物詩や季節のイベントを楽しむ気持ちも薄れてしまっていると言う事になりますね。さらにはその薄れて希薄になってしまった季節のイベントをPRする意志もないとなればもう「田舎はつまらない」と言うイメージを払拭するのは至難のワザとなってしまいます。

学生主導のまちおこし

近年、高校生や大学生が行なうまちおこし、村おこしが比較的話題性を持って取り上げられ相応の集客力を持つ理由の一つがこのまちおこし、村おこしのイベントを主催する学生たちが楽しむと言うことがあります。主催者が楽しんで広報し、「自分たちも楽しみに準備しているのですよ〜」と告知されれば自ずとそのイベントに対する興味もわきますし行ってみようかな?と言う気持ちにもなります。

広報にかかるコストは激減中

また昨今ではTwitterやインスタグラム、Facebook等SNSの流行で開発秘話的な準備の舞台裏も配信出来る時代になりました。都会にいてもまるでふるさとのイベントをサポートしているような気分になれます。そんなことから学生主体のまちおこしや村おこしは活気を増しているのではないかと思います。

定住の足がかりとして

また田舎も彼らが将来IターンUターンで定住してくれるのであれば大歓迎のはずです。若い世代が流入すれば人口減に歯止めがかけられます。事実、秋田の大潟村等は入植時期が人口の増加の時期が微妙にズレていたために高齢者が増えて人口減が叫ばれる2016年現在、秋田県では奇跡の人口増の村となっています。

今一度「第二」「第三」のふるさととなるべく地方はイベントを練り直す時代に来ているのかもしれませんね。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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