ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

ドル街横須賀

約3分

米ドルが街角で使えるイベント

2016年8月1日から9月30日まで横須賀で行われていたイベントです。

ドル街横須賀

「ドル街横須賀」というステッカーのある加盟店での支払いを「ドル紙幣」で行うとその場で「オリジナルバンダナ」をプレゼントしました。またキャンペーンのフェイスブックページに「横須賀やスカジャンに関する思い出」または「スカジャンを着たらどこへ行きたいか」をコメントすると抽選で2名にオリジナルスカジャンがプレゼントされました。(実際の支払いレートは店によって異なっていた模様)(スカジャン:横須賀に駐留していた米軍が着用していた派手な富士山やトラや龍の刺繍がされたサテン生地のスタジアムジャンパー)スタジアムと横須賀の「スカ」を掛け合わせて「スカジャン」と呼ばれるようになった。

国内なのにPassport

秀逸だったのはパスポートの形にデザインされた手帳サイズの(「Passport」そのまんま。笑)を観光案内所や加盟店で配布し加盟店の地図やおすすめメニュー、またpassportを提示した特別サービスなどが記載され観光客がわかりやすいキャンペーンのシステムなどが記載されていました。

マルチリンガル化への第一歩

ところがこのpassport、英語版があったのです。もともと「米ドルでお支払いをした方」というキャッチコピーがある以上、お客様のターゲットは日本人に限りません。米ドルを持った海外のお客様にも対応していて然るべしと言うものです。また英語版と日本語版で色が異なりコレクターズアイテムとしてもプレミアムが出そうなデザインでした。当然観光案内的な内容もすべて英語化され外国人観光客の動員を見越したマルチリンガル化への先駆けのような念の入れようです。

合わせてイベントも

またイベントに合わせてアームレスリングが行われ屈強な米兵のイメージと通りすがりの豪腕自慢が腕を見せ合えるといった催しもありました。予選から勝ち上がっていくという本格的なトーナメント方式を採用しお客様が盛り上がれるイベントとしても十分だったと思います。

もともと地元には米軍キャンプとの交流があった

米軍基地があるエリアはキャンプ座間でも厚木飛行場でも公開日が年に数回あり米軍と地域住民の交流が行われるようになっています。その中にあって完全に地元の商店街が観光客と米軍基地内部の顧客流入を想定したイベントを開催したのは初めてではないかと思います。

 

地元の盛り上がりもさることながら米兵や観光客が両替不要で支払いが行えるのは地元周辺の商店では多々あった光景ですがこうして文章化してイベントにするととても新鮮なイメージがありますね。

公共の追い風に期待したい

世界的には様々な意見がありますが民間レベルでのこういった交流がはかれるイベントは地元のみならず国際的に話題になってもいいイベントであると思います。また行政もこういったスタイルの民間イベントを推進するような助成金や補助金の制定を期待したいと思いますね。必ずや観光客の流入に役立つ訴求力を生み出してくれるはずです。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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