ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

カサ祭り

約3分

雨の日しか必要ないはずのもの

カサ祭りと言うのをご存知でしょうか?
一般的にはカサの産地で行なわれるものですが最近ではそれだけではないようです。

世界では

世界へ目を向けるとスペインにカサ祭りがあります。あと北タイのチェンマイにもカサ祭りがあります。
一昨年長崎のハウステンボスで同じようにカサ祭りが行なわれました。

一体どんな祭り?

このカサ祭りは何をするかと言えばカサを開いてみせる。だけです。

どこにでもある普通のカサ

今時どこの駅にもどこのスーパーにもどこの市役所や県庁にも忘れ物のカサが山のようにあるのはよくご存知だと思います。これをワイヤーに吊るすだけなのです。難しい事は何もなく、ただ吊るすだけ。それも一つや二つではありません。各店舗が自分の店の前に吊るすのを数えたら30や40は吊るすのではないかと思います。1本のワイヤーで吊るすのでちょっと鯉のぼりにイメージは近いかもしれません。1本のメインストリートがたくさんの色とりどりのカサで埋め尽くされる光景はまるで花畑のようなカラフルな世界が繰り広がります。

複合イベントとして

どこか近隣でカサの産地があればその展示即売会を併設しても良いでしょう。一般的には町のメインストリートを吊るしたカサで一杯にしてその美しさを見に観光客を誘致すると言うスタイルが一般的なようです。必ずしも雨である必要はなく、雨なら雨でカサを打つ雨音に耳を傾けるも良し、晴れなら晴れでカサの合間を縫って降り注ぐ優しい太陽光に包まれるイメージがわきますね。

シーズンは?

シーズンも極めて寒い時期以外は雪の心配もありませんし6月の梅雨のシーズンとかであればむしろ雨のジメジメした雰囲気がカサの色とりどりのイメージで塗り替えられて好評を博すかも知れないですね。

捨てるものを活かす

こう言った通常なら捨てるだけのものを並べて展示するだけで美しく見えたり、人の目を引く事であるならそれは立派なイベントとして使えるものなのです。また子供たちやお年寄りもカサを持つことは億劫であるはずですがこういうイベントを通して「雨も悪くないなー」と思える祭りにして行くのも良いと思います。

特産品のネタ元に

そこから二次的に名物のカサ最中とかカサせんべいとかカサチョコとか作り出せば立派なまちおこしになりますね。また日本中にはカサを使った踊りもあります。日本中からカサ踊りのグループを呼んでコンテストだって可能です。たかがカサ1本でもこれだけの可能性があります。

捨てるだけのものがもしかすると大きなイベントの立役者になるかもしれません。ふるさとの捨てるものを今一度見てみる必要がありそうですね。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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