ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

世界を見る勇気

約3分

海外視察をした湯布院

先日公開した「湯布院の奇跡」を起こした地元の方は当初3人でEU圏を視察したと言われています。お金もないので借金をしてその目でヨーロッパではどういうまちおこしをしているのか?を見てきたというのです。

命がけの視察は少ない

確かに世界の情勢を考えるにまちおこしと言っても片手間でやっているところもあれば本気でやっているところもあります。また牛追い祭りに代表されるように地元の有名な祭りがそのまま世界的な知名度になってしまった例もあります。日本ではさながら諏訪大社の「御柱祭」といったところでしょうか?命をかけるのが当たり前。それがその地域ならではの常識という祭りですね。

熱気を見に行く

また命をかけないまでも地域の若者がそれこそを心血を注ぎその地域での祭りの先陣を取るというだんじり祭りや秩父夜祭のような祭りもあります。

あえて海外

正直、日本国内でもかなりの割合で視察する価値のあるエリアはあると思います。ですがあえてEU圏を例に挙げる理由は海外の地震の少ないエリアは数百年前の祭りが普通に残っていたり、それを子々孫々と残しつつ観光事業かしているケースが多いということです。日本は東日本大震災に代表されるように数百年に一度大災害に襲われるエリアが普通に存在します。そのためにせっかくの歴史的な祭りも途絶えてしまったり様式が変わってしまったりしています。奇跡的に残っている京都や奈良、鎌倉の祭りに外国人が注視するのも長年にわたる苦難を乗り越えて現存する祭りの歴史性から来るものなのではないでしょうか?

歴史的に見た視察の重要性

日本は江戸末期に薩摩藩と長州藩が藩の財政をかけて留学生をヨーロッパに送り出しています。彼らの大半は帰国後の明治政府を作る重鎮として活躍しました。しかしながら渡航の際には身分を捨て、密航で国を出て帰国の際に江戸幕府が続いていたら罪人として磔の刑おも覚悟した渡航でした。

 

それに比べて今はとても自由に渡航できます。テロが増えたり人種差別も残っていますが安全性や世界的情報網の充実化のせいでとても安心して渡航できます。これで海外を見ないというのはもったいないですね。

フランスのまちおこしモンサンミッシェル

フランスのモンサンミッシェルは元々墓山でしたが今では大きな教会になっています。あの場所に行くには潮が引いている時しか渡れず波に飲まれて死んだ巡礼者が何人もいるのです。そして無事に渡りきった巡礼者が食べたものは「オムレツ」そのオムレツは今でも忠実に再現されて販売されています。モンサンミッシェルに行ったことのある方は食べたことがあるかもしれませんね。このように歴史的背景を考慮した上で観光資源として名産を販売する。とても有効な手段です。もちろん昔の味なので必ずしも現代人の口に合う保証はありませんがそれも旅の思い出と割り切れるのが旅行です。試してみる価値は十分ではないでしょうか?

海外視察のススメ

海外にはそういうまちおこしがたくさんあります。予算と時間がある人たちは絶対に海外視察をしたほうがいいですね、オススメです。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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