ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

光のない世界

約3分

永遠のためいき

光のない世界で星を見るととても輝いて見えます。灯りひとつない田舎などと悪口を言う人もいますがそこには無限の可能性が秘められていると思います。秋の夜長虫の音を枕に満天の星を見たらどんな気分になるでしょう?きっと言葉にならなほど美しい星空が広がっていることでしょう。時折流れる流れ星は尾を引いて漆黒の天空に吸い込まれていきます。キラキラと瞬くような星々の輝き、新田次郎の「永遠のためいき」に代表されるように言葉では言い尽くせない美しさがあるのではないでしょうか?その星空の下でのイベント、例えば湯布院の奇跡でもお話ししたように星空の下のコンサートなどは交響楽団の協力こそ必要ですがとても話題性のあるイベントになり得るということです。

炎の優しさ

同様に薪が燃える風景にも同じような雰囲気があります。パチパチと音を立てて燃える木の香り、揺らめく炎には人を素直にさせる効果があると言われています。小・中学生のキャンプではキャンプファイアーが恋に落ちるきっかけになったという中高年も多いのではないでしょうか?闇夜に揺らめく焚き火の炎、言葉では言い尽くせないロマンチックなイメージがありますね。

波の音

海の波音が心音と似ているというデータが出たのは21世紀になってからと言われていますが同じように漆黒の闇の中で聞こえる波音には心を穏やかにする効果があると言われています。アメリカでは海水と同じPH(ペーハー)の水を入れた密閉タンクに浮くことでリラックする「フローティングタンク」なるものがあるほどです。波音を聞いて星を見上げる。これも天然の環境に存在するものですね。

川の音も

海があるのであれば川もあります。以前から川や海があるエリアは高校生たちの青春の1ページとして記憶に残ることが多かったと思いますが改めて考えると川も大きな観光資源になり得る自然環境です。私が住む神奈川県や福岡県も川面を使った花火大会やイカダ流しなどのイベントが行われています。

お金をかけることがいいことではなく

これらに共通して言えることは箱モノではなく、コストがかからず、民間レベルでも実行可能であるということですね。また告知も現代ではネットがありフェイスブックやツイッター、またはインスタグラムなどを駆使すればそれだけでもローコストで実行が可能です。そこに実際のメディアであるテレビやラジオ、新聞が加わればローコストでありながら大きな経済効果の可能性が出てくるイベントとなり得るわけです、

 

灯りひとつない田舎は実は大きな観光資源を持っているのかもしれません。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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