ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

コーヒーを売るなら豆を収穫するところからやれ

約3分

体験型農業

体験型農業には稲刈りとかタケノコ掘りとかいちご狩りとかありますよね?お持ち帰りも可能で自分たちで収穫を体験するというやつです。

あれって単なる収穫体験じゃないですか?あれを何倍にもパワーアップする方法です。言ってみれば加工の体験型ワークショップを行うということです。

ゆりかごから墓場まで?

例えばイチゴ狩りをしたらイチゴを持って帰る、お土産にするのが通常です。でもそれをあえてその場で「ジャムにする」体験を行うわけです。なんならパンを焼くところまでやってもいいかもしれません。

同様にタケノコなら収穫の後、30分間は刺身で食べられるので(タケノコは収穫後30分であれば刺身で食べられます。それ以降はアクが出てしまうために一般で食べられることはありません。タケノコ狩りでの限定での食べ方なのです)タケノコを刺身で食べて、残りを筑前煮とかにするワークショップ。

稲刈りは干さなければならないのでそのまま何かに二次加工はできませんが代わりに藁を使って納豆を仕込んだりすることはできるかもしれませんね。

一日中そこで遊べますか?

要は1日中その場所で楽しめるように作ってしまうということなんですね。お客さんは楽しみたいと同時にお金をたくさん使うのは気がひける。一度の出費で1日遊べたら経済的だし充実感もある。なのでそれを考えて1日中遊べるように設定するわけです。
収穫の体験、加工の体験、食べる体験、持ち帰ってお土産にする体験(思い出の持ち帰り)と幾つもの体験を1日に盛り込んで過ごしていただけるように設計してみるといいでしょう。その際に地元の温泉の割引券などをプレゼント出来れば地元からも感謝されますし。

遊べる一日を旅行代理店へ提案

これを地元の旅行代理店に提案してみるのです。
もちろん良し悪しは出るでしょうし意見もされると思います。しかしその意見はマーケティングにとってはお金を払ってでも調べるべき内容なのです。(都会では広告代理店を使いお金を払って調べる内容です)そして自前での広報と抱き合わせで体験型の農業を広げていくのはかなり効果的な方法ではないかと思います。

体験は商品

今までは単に「作る」「加工する」「販売する」でした。今ではそこに「作る体験をする」「加工する体験をする」「販売する体験をする」さらには「作る体験を広報する」「加工する体験を広報する」「販売する体験を広報する」といった具合に様々なやり方が生まれてきました。その視点を活かせば必ず面白い体験型農業が生まれてくるはずです。

コーヒーを売るなら豆の収穫から販売するべきなのです。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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