ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

普段使いのワークショップ

約3分

定番のイベント

まちおこしで必ず話題になるのがワークショップですね。
豆腐を作る、味噌を作る、醤油を作る、ジャムを作るなど数を上げていたらキリがありません。なぜこれらのイベントが人気かといえば体験型であることと、普段使いのアイテムが手に入るからです。

醤油なんて家にない人はとても珍しいですね。同様に味噌も同じです。ジャムは好みがありますが基本お子さんがいらしたら一度は買ったことがあるのではないでしょうか?

これらを作るワークショップは都会でも人気があります。しかしながらなんでも作ればいいという時代でもなくなってきましたね。
というのも誰でもできてしまうのでみんながやってしまうからに他なりません。ここで誤解のないように言っておきたいのですが開催者多数における自然淘汰は価格では起こりません。(実際は大半の主催者が価格競争に走って淘汰されるのですが、高いからといって瞬間で淘汰されることはありません)
価格が高くても企画力が優れている、また参加したいと思えるイベントこそが継続的に集客できているということに着目していただきたいと思うのです。

高価なワークショップの作り方

ではどうしたらそれが出来るのか?それを知りたい人は多いのではないかと思います。これは広報の基礎と同じで5W1Hを徹底的に見直すということです。とはいえ「とても山深い山間部だからWhereはダメだな」とか考えないで頂きたいと思います。例えば「大人限定満天の星空を見ながらの焼き芋大会」みんなで星を見ながら焼き芋作ろうといういうイベントです。実際は芋以外も焼いちゃうのですがそこで飲み物を出したりご当地の特産品を販売する。ただしその出展ブースはロウソクじゃないと開店できません。星が見えなくなってしまうので電灯禁止です。笑

誰が行なうのか?

Whoも同様に女性の方が売れるという思い込みを捨てる必要があります。実際都会部で物販を行うとき、ご当地の伝統的農作業の衣装で方言バリバリの方が売れるというのを何回も見ています。でもジビエのバーベキューで「鹿肉」とか「いのしし肉」を煙モウモウと立ち上がる中で焼く姿は女子高生より狩人である「マタギ」姿のヒゲおやじの方が美味そうなわけです。そこでビールでも飲みながら焼かれた日にはヨダレが出てくる方も多いのではないかと思います。

体験を売っている

話が逸れましたがこの「焼く」という行為をマタギの姿の人を行うと「マタギと肉焼いた」という体験が売れますね。普段肉なんて当たり前に食べるのに「マタギ姿」の人と焼くと話題になってしまうわけです。
焼き芋も普通に作るならレンジでもなんでも使えばいいのですが星を見ながら焼き芋を焼いたらその経験が売れるわけです。

普段使いの活動はほんのわずかな工夫でイベントとして販売が可能になるということに気づいていただけたらと思います。

長くなってしまったので続きは次回へ

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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