ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

当たり前ではないまちおこし戦略

約3分

普通は流行らない戦略

前回はお金がない人が当たり前にまちおこしを始める方法をお伝えしました。
今回は当たり前ではない方法をお伝えしたいと思います。とはいえ当たり前ではないとは「大金を持ってる」とか「湯水のごとく税金が使える」という意味ではありません。

「当たり前のお話」と少々趣が変わりますが「当たり前」とは真夏にアイスが売れたりビールが売れたりすることを意味します。なので株の世界では夏に必ず上がる株があったり冬には毎年下がる株があったりしますよね。

アイスは真冬には売れない?

逆に冬に上がる株もあるわけです。でも真夏に売れないものをどうやって売るか?真冬に売れないものをどうやって売るか?をれを考えてみませんか?ということなのです。例えばロッテの「雪見だいふく」は典型的な真冬のアイスです。こたつに入って食べるアイスという従来ならありえないアイスの食べ方を打ち出して圧倒的な真冬のアイスの販売戦略で勝利しています。

流行は季節を超える

アイスバケツチャレンジなるものが数年前に流行りましたね?
あれは難病患者の支援組織への募金のためでしたが、もう季節関係なくガンガンと氷の入った水を頭から被った動画をアップされていたのを覚えておいらっしゃると思います。
流行は季節を超える。これは間違いありません。真冬のマラソンとか寒中水泳とかも同じではないかと思います。

どうしたら真冬にアイスが売れる?

どうしたら真冬にアイスが売れるのか?考えてみてほしいということなのです。例えばアイスは天ぷらにできることはご存知でしたでしょうか?アイスに衣をつけて天ぷらにすると単に冷たいだけではなく美味しく食べることができるのです。
これを温泉地で売る。温泉地は温泉に入っているので暖かいですね。しかも
旅行客が多い。雪国なら移動距離や行程も短いほうが良い。だとしたら旅の思い出に雪見酒のようにアイスの天ぷらを食べてみませんか?という話になります。

必ずプロモーションもセットで

プロモーションとして地元高校生とかに温泉に入ってアイスの天ぷら食べてる動画とかアップしたらいいPVが作れるでしょう。特産品で果物や野菜、甘酒などを使ったアイスを天ぷらにするのも良いアイディアです。
もちろん寒いということから避ける人も多いでしょうが、お求めになってその場で食べたお客様はポラロイド(チェキ)で撮影して「強者シリーズ」として壁に貼り付けて行きます。何回も食べる人にはレッドカーペットを用意して大名手形と称する「VIP手形」を発行します。同時にTシャツとか作ってプレゼントするのも良いでしょう。話題作りには事欠かなくなることがご理解いただけると思います。

すべては広報に帰納する

ただしただ開催すれば良いというわけではありません。広報へのリソースの投入は従来の3倍以上はやったほうが良いと思います。

すべてのまちおこしは広報なのです。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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