ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

借金なし大豆

約3分

不思議な名前の大豆

埼玉県秩父市原産の大豆に借金なし大豆と言うのがあります。秩父市の原種なので地元では有名な大豆です。画像で見ると確かに普通の大豆とは異なり一つの莢から出るマメの数が飛躍的に多く作れば作る程よく採れる、借金にならない大豆と言う意味だそうです。先日ご紹介したアニメのまちおこしで近年話題の「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」の舞台になった埼玉県秩父市の特産品なのでご存知の方も多いかもしれませんね。

キャッチコピーの妙

これは完全に名前を付けた人のセンスが勝利した例と言えるでしょう。地元の種苗店でヒアリングしたところそんな話題になるほどいい大豆ではないとのこと。それは生産のしにくさなのか収穫高の問題かわかりませんがとにかく地元秩父市でも生産している農家は少なく外部の人がその種を求めるには種苗店では難しく地元の農家に当たるのが間違いないだろうと言われました。

二次加工品も話題になる

もともとなぜ借金なし大豆をまちおこしで調査してみる気になったのかと言えばその借金なし大豆を使った味噌があったり、その味噌で味を付けたポテトチップス等があったからです。ジャガイモも地元産であれば立派なまちおこしの素材として借金なし大豆は存在していると言っても良いでしょう。(実際ジャガイモは北海道産?だったと記憶しています)

このようにネーミングだけでも話題性のある食材であれば立派にまちおこしに使うことが出来ますね。
またそこから派生する二次加工品も同様の名前を使えるのでその派生効果はかなりのものではないでしょうか?

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元からある特産品

先日B級グルメのお話で私の地元は神奈川の高座豚で有名なエリアですがその高座豚のホルモンから作ったシロコロなるB級グルメがここ数年特産品となっています。お店で販売しているところからクールでお持ち帰って頂くお土産まで取り揃えられています。ところがそれ以前は高座豚の味噌漬けなどが主力商品でした。しかも地元の精肉店等で味噌漬して各々が「高座豚の味噌漬け」と称して販売していました。

セミナー型の観光農園

豚のように畜産系は一般人が観光農園として訪問するのは難しいですが大豆等であればそのまま大豆の種まきから味噌作りまでを観光農園化したり豆腐を作ったりすることも可能です。いわゆるセミナー業と農家の二本立てですね。

地元の応援と信頼も厚い

元々の特産品であったためにブランディングはある程度で来ていますし地元も応援しないと言う選択はないので純粋に新製品の特産品を考えるよりかなり有利に立ち回れます。そう言った意味でも地元の特産品を再注目してみる価値は大きいと思います。そこから生まれる新製品も高校生や大学生がプロデュースすることで更なる話題と次世代への希望を感じさせるまちおこしが出来るのではないでしょうか?

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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