ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

マルチリンガル化の必要性

約3分

これから必須のもの

先日のトレジャーハンティングツアーの際に出た話題のもう一つが「マルチリンガル化」でした。

東京オリンピックで日本に来日する外国人観光客をそのまま東京から帰国させてしまうのではなく、数日延泊をしてもらって日本の地方へと誘致する方法はないかと言う話がありました。

新しいものは意外にも必要ない?

正直なところEUの観光客の場合、歴史的建造物や由緒正しい伝統のある景観や食べ物を好むので日本の場合は新しい観光誘致のための建造物とかは必要とされないと思われます。(むしろあえて◯◯◯年前から変わらず食べられている食事とか言われるととても興味を持ってくれます)

以前まだ抹茶やワサビが世界的にメジャーになる前は「これらの食材は海外に出す際には海外風にアレンジしないと難しい」と言われていましたが今では「抹茶」も「ゆず」もそのままの名称で海外で知られるようになりました。つまり日本の文化はアレンジなしで海外へ出せる時代になったと言っても良いでしょう。

では何が必要かと言えば?

となると何が必要かと言えば「広報」想像してみて欲しいのですが日本国内の特定のエリアで「◯◯語の観光案内がある県」と「◯◯語の観光案内がない県」ではどちらの方がその国からの観光客が多いか?を考えてみて欲しいのです。

コストを考えない設備投資は不要

以前でしたらエリアごとに人員配置と人員配置に伴う人件費と設備が必要でした。しかし今ならインターネットを使いQRコード一発でテレビ電話も可能です。そこから目的地までを直接の対話で案内することも可能です。また観光地の説明もQRコードからネット上で確認出来れば最低限の設備で案内することも可能です。

テレビ電話のオペレーターはターミナル駅や空港周辺にオペレータールームを作り一元管理すれば統括も楽ですし、もしもマイナーな言語であればテレビ電話を介して在宅勤務をしてくれるボランティアスタッフの配置も可能です。

せっかくだからネットを使ってローコストな案内を

動画を使った観光誘致も今では日本全国津々浦々で行なわれていますから字幕を付けるだけでも来日前の情報としてはかなりの効果が見込めるでしょう。(YouTube等は1本の動画で複数の言語が選択出来ますので)別府や宮崎の小林市等素晴らしい動画を作っている市町村がどんどん出て来ています。今後はスマートフォンを利用して高校や大学の学生が発信するプロモーションビデオ等も頻繁に見かけるようになるのではないかと考えています。

また空港等で図柄入りでその地域特有の方言カード(英単語の記憶カードのようなもの)を販売すれば良いお土産になりますし全ての言語をコレクションする強者も現れるかもしれません。

となると次に必要なものは何かと言えば?
(次回に続きます)

 

まちおこしは広報こそが全てだと言えるのですがその中にあってもマルチリンガル化は必須であると言えるでしょう。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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