ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

品種改良だけではなく

約3分

品種改良で有名なもの

最近ではお米もササニシキが少し落ち目でコシヒカリとあきたこまちあたりが市場では大きな取引になっているようですね。

イチゴもあまおうととちおとめの二強から去年「かおり野」と言うイチゴが三重県から発表されて今年はかなりイチゴ生産農家での人気が上がってると聞きました。

品種改良で名を馳せると言うのはかなり有効なまちおこしのように見えます。しかしながらこしひかりの例に例えられるように品種改良に成功したのは福井県にも関わらず知名度ブッチギリなのは新潟県魚沼産です。これは品種改良したことよりもその土地での相性が良かったと言う皮肉な結果がもたらしたことですね。

おそらく品種改良を行なう場合、日本の気候や風土と地域性を鑑みて病気に強い環境適応力の高い品種が作られていることと思います。その際にもちろん海外のマーケットや日本国内での販売網も想定の上でのことと思います。

その結果影響の大小ああっても国内では必ずそこそこの知名度とそこそこの話題性を持ってブランディング化されて行くわけですね。

これからは品種改良だけではなく

ところで、その発想は生産品だけではなく二次加工品としても想定したらいかがかと思います。

以前とある離島でたまねぎの素晴らしい生産力があるにもかかわらず島外へ出す努力をしないので他の地域さんのタマネギに負けている上に翌年への持ち越しも無いまま腐敗させていると言う話を聞いて「タマネギでドレッシングを作ったら?」とアドバイスしました。

それを聞いた本人はトマト農家だったのですが当時入植し始めたばかりの「地域おこし協力隊」に提案をしたところ早速受け入れてもらい地元ブランドで「ドレッシング」生産にこぎ着けました。

毎年過剰生産の上に腐らせていたタマネギだったのでいささかの不安もありましたが、いざふたを開けてみると島外に出さなかった理由が解らないほど飛ぶように売れてしまいあっという間に完売。

ただ残念ながらそのアイディアを繋いでくれた本人はタマネギをほとんど生産していなかったためにその功績は実動部隊であった「地域おこし協力隊」のものとなってしまいました。とは言え地元に入植したばかりの地域おこし協力隊の隊員さんにとって地元への貢献度が証明される良い事例になったと思います。

二次加工品を海外へ

ですがこのパターンで二次加工品を海外に持ち出す努力をしたらいかがかと思います。円安に誘導された経済であるならばそれを逆手に取って二次加工品で海外が真似の出来ない美味しさを生み出して勝負する。日本もそう言う時代に入って来ていると思います。

大手百貨店も二次加工品への気体は大きい
また大手百貨店も催事場を使い物産展を行うのが恒例行事となって来ています。そこで他府県と勝負出来る二次加工品を品種改良並みにガッツリと開発すると良いのではないかと思います。そこにこそ予算を割くメリットがあるのではないでしょうか?

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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