ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

しまの映画館

約3分

島に映画館を!!

長崎県にある壱岐島から始まったプロジェクトです。
当初クラウドファンディングからスタートしてかなりヒヤヒヤさせてくれた企画でした。
しかしながら星を見ながら映画が上映されると言うロマンチックなストーリー性からみごとにクラウドファンディングも成功し今では島外でも上映を依頼されるほど繁盛しています。
クラウドファンディングの時代から何度も新聞に取り上げられて今では壱岐島の一大観光スポット化しています。

仕掛人は?

主催の男性は壱岐島出身なのはもとより海外でのバックパッカーの経験を生かし島でなにか出来ないかとずっと計画を練っていたようです。帰国後地元のJAで働きながら地元の若者が作る壱岐島の文化をずっと考えていたのでしょう。

私が彼と会った時はまだ「しまの映画館」の計画は無かったようで自費で「壱岐が好きだ」と書かれたTシャツを作っていました。作成した時にはそれこを清水の舞台から飛び降りる覚悟だったようですが、このTシャツもとても評判がよくて見事に完売したと言います。多くの仲間に囲まれて日に焼けた顔に爽やかな瞳がキラキラしていました。

新しい風を吹かせるには?

彼のように地元を一旦離れてからふるさとに戻り、地元のために何か出来ないかと考える人も増えていますね。ふるさとを外から見ることが出来たり他所の風に当たることで新しい発想や地元外との繋がりも見えてくることが多いのでしょう。とても創造的で楽しい企画が出てくることが多いように見えます。

立地のアドバンテージ

しまの映画館は海辺の上映ですがこのパターンそのまま「森の映画館」とか「星の映画館」とかもいいと思います。もちろん壱岐島と言う海の波音を効きながらと言う圧倒的なロマンチックな背景があってのことなので壱岐ならではのアドバンテージがあると思いますが素晴らしい企画であると思います。

伝統を守ることだけではなく

通常は秩父の夜祭りのように地元の伝統を若者が受け次ぐと言うのがまちおこしのなかでは必ず取りざたされるストーリーですがこういう風に、今までに無かった発想をもって新しい風を吹かせるまちおこしも大切な発想だと思います。

楽しんで計画する!!

そしてなにより地元民がそれを喜び、応援し、楽しみにしてる。これに尽きますね。

大きな予算もクラウドファンディングのような方法で集められ、SNSで瞬時に情報の伝達と応援者を集め気付けば公共とさほど変わらない規模で大きなビジネスやまちおこしが出来る時代になったわけです。これを活かさない手はありませんよね。

今後が楽しみな「しまの映画館」です。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


スポンサーリンク

スポンサーリンク