ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

一年中営業出来る観光農園

約3分

耕作放棄地対策は

近年耕作放棄地の対策のために観光農園やレンタル農園、入植者の募集等が増えていますね。

レンタル農園や入植者の募集は公共も結構やっていますが観光農園かはリスクもあって躊躇される農家さんが多いのではないかと思います。

しかも一年のうちに収穫出来る時期は限られているので収穫期間が短い農作物はあっという間に販売時期を逸してしまいます。いくつかの農作物を順番に収穫出来るようにして順次生産して行くのもなかなか技術的に難しかったりします。

小玉スイカの父と言われる人

日本で初めて小玉スイカを生産した方は孤島で生産することでコストダウンと技術の漏洩を防いだと言われています。しかしながら短期間で巨大な売上を上げたそうです。

20世紀後半以降核家族化が進み、お一人様が増え大玉のスイカであるバスケットボールサイズ以上のスイカが市場に出回ってもなかなかホールの丸ごと一個でお求めになるお客様も減りました。贈答品等にされることで販売ルートはありますが贈答品のすべてがスイカになるわけでもありません。またカットスイカにして流通させても劣化が早く生産者の意図とする食べごろを販売するのは難しいものがあります。

そこで小玉スイカです。糖度が高ければお一人様が一個でお求めになっても食べきれます。また一日で食べきれなくても翌日程度なら冷蔵庫で十分保管が効きます。単価が多少高くても大玉スイカほどの価格にはならないでしょう。1回の出荷個数も一箱あたりたくさん入れられて結果として高利益率が実現したのだと思います。

一年中営業出来る観光農園

さて一年営業出来る観光農園をどうしたら作れるか?と言う問題ですが、農家さんなら瞬時に答えが出ると思います。水耕栽培のハイポニカでプチトマトの巨木を作った会社がありました。あのトマトをハウス栽培すると一年中トマトが収穫出来るのです。ただし害虫や病気の問題で糖度を上げるのは多少難しいようですが通年観光農園化には有効なさくではないかと思います。

観光農園のメリットは実際の収穫物の販売もさることながら体験的農業の観光化にあります。プチトマトの収穫は十分な体験的農業の観光化の可能性を持っていますね。

トマト以外にも

近年ではイチゴのハイポニカ栽培を研究されている方もいらっしゃるようです。イチゴは農薬の量が多いと懸念されている農作物の一つなので農薬の少ないハイポニカ栽培や通年イチゴ狩り体験が出来るとなれば強力な観光農園が作れるのではないかと思います。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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