ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

ほんの少しの言葉でも

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約3分

卒業の光景

今年の3月あたりから全国の高校の乗り継ぎ駅で卒業式当日に駅の入口に「お祝いの言葉」を提示する駅が増えたように思います。通常の利用客である高校生に対しての言葉ではありますがとてもいい試みではないかと思います。

タダの通過点と言う意味では

交通機関は昇降客の多少に関わらず運行義務が国土交通省より出されています。なので定時運行さえすればそれでいいと言う考え方もあります。

しかしその定時運行の思考をほんの少しだけ切り替えると素晴らしいまちおこしになり得ることに気付く人はいるでしょうか?

交通機関もサービス業であるとしたら?

卒業式のシーズンに「お祝いの言葉」もさることながら入学式にも「お祝いの言葉」が提示出来ますよね。
さくらの見頃の時期を告知したり、夏祭りのイベントカレンダーを配布したりも出来ます。

これは単なるまちおこしと言うより地元の情報発信のターミナルは新聞やフリーペーパー、地元の公共の広報以外にターミナル駅やバス停でも可能であることを意味します。

今までは広告と言う名前のビジネスで行われて来た公共の交通交通機関でしたが様々な情報を提供することで地元民から観光客まで愛される交通システムに生まれ変わることも可能であると言えるでしょう。

様々な情報のターミナルとして

インターネットが普及されて情報の価値が下がったと言われていますが、逆にそれを利用してもっと多くの方に有益な情報や心温まるメッセージを届けるのも悪くないと思うのです。

「明日の卒業式は晴れの予報です。晴れの門出に晴れやかな笑顔でお越し下さい」と一文が提示されているだけでも心温まるメッセージでは無いでしょうか?

また「明日は雷雨の模様です。通勤通学の皆さんは明日は傘をお忘れなく!!」と書いてあっても目に留まれば有効な情報です。

「本日のさくらは七分咲きでした。週末が見頃です。皆さんの心にさくらの花が咲き誇るのをお祈りしています」

「来週の夏祭りは混雑が予想されます。乗車券の購入は混雑が予想されます。ICカードのご利用をおススメします!!」

書き手が誰なのかも考えてみると?

いくらでもメッセージは書けますね。これもサービスであると考えられるようになるとビジネスの可能性は広がります。またその活動を通して成長して行ける分野も増えて行くのではないかと思います。メッセージの書き手も駅長さんや駅員さんの名前入りだったりするとよりリアルじゃないですか?

昭和の時代、どこの駅には待ち合わせ掲示板がありました。いつしか携帯が普及し待ち合わせ掲示板が消えてしまいましたが公共の交通を守る人たちと利用客の心温まるやりとりも十分まちおこしとして魅力的なテーマであると言えるでしょう。

可能性は無限大!!

黒板やホワイトボードだったら落書きで返信が書かれたりすることもありますよね?それがTwitterで拡散されるだけでも地元にとってはニュースになります。まちおこしは可能性探しですね。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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