ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

エネルギー問題でまちおこし

約3分

大学主導のランドマーク

少し変わった方法のまちおこしと言えばエネルギー問題でまちおこしですね。

運営は大学に属するのですが九州大学は「風リング風車」という小型でも高出力高効率の風力発電装置を糸島の小高い丘の上に立てて大学のランドマーク代わりにしています。

311以降太陽光発電をメインとした代替エネルギーを売りに地域の産業活性化に取り組んだ地方は多いように思いますがなかなか難しいと思います。と言うのも今後数十年に渡り原子力発電所の廃炉にかかるコストを代替エネルギーにも負担させると言うことから代替エネルギー特有のコスト的なメリットが薄れてしまうからです。かといってEUを含めた欧米諸国はすでに代替エネルギーへのシフトを始めているために日本としても乗り遅れるわけにはいかず、この部分に置いては人口減と重なり日本は苦境に立たされていると言っても過言ではないでしょう。

水も海外では重要な資源

それでは発電以外にも代替エネルギーでまちおこしは出来ないのか?と言う問題がありますね。海外の話になりますがシンガポールは水の再生利用がとても困難なエリアで苦労していると言う話を聞いた事があります。コスト的にも経済的優位に立つシンガポールなので十分な予算を組めるにもかかわらず、いい技術が見つからず困っていると言う話を聞きました。この記事を書いている頃にはすでに解決策も出て対応済みかもしれませんが水資源は電力と並び難しい問題です。

民間主導ではエネルギー問題をまちおこしに出来ないのか?

では普通に一般人レベルでエネルギー問題でまちおこしが出来ないかと言えばそんなことはありません。

例えば地方は自動車の排ガス規制が若干緩やかな対応になっています。そのためにバイオディーゼルの燃料を家庭用の天ぷら油や飲食店が使用した油を回収し市町村の運行するバスに使用することが出来ます。燃料代のコストとしては大したメリットはないと思いますが今現在、市販車でバイオディーゼル対応車は市販されていないのでまずその改造からして話題になりますね。同時にその地区全体から廃油を集めてバイオディーゼル化する。地元の工業高校や工業大学と産学協同で燃料スタンドを建設するのもいいかもしれません。またその燃料を車のみならず発電に使うのも話題性がありますね。

時代の流れに乗って

今後人口減による税収の減少や行政の合併を余儀なくされるエリアにとってもエネルギー問題をまちおこしにすることでエコロジーのイメージを前面に押し出したまちおこしが出来るのではないかと思います。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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