ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

地方は活性化するか否か?

約3分

コミック『地方は活性化するか否か?』

ずっと前から好きだったコミックです。まだネット上で4コママンガしか公開されていなかった時代からのファンです。いまでは政治家の先生がファンになったり舞台化に至るまで大活躍のこばやしたけし先生の作品です。

みのり市と言う地方都市に済む高校三年生の女子たちが各々地元の未来と自分の進路を重ね合わせてこれからの日本の地方都市がどうやって生き残って行くのかを模索するお話です。

4コマしか無いお話にも関わらずとても核心を突いた発言が多いのも象徴的なコンテンツです。女子高生と言う一見政治や行政と無関係な存在が解らないなりに模索を繰り返し本当のまちおこしとは?本当の日本の地方都市の未来を考えて行こう姿は思わず応援したくなるキャラ設定です。

リアル「地方は活性化するか否か?」

福井県の鯖江市にJK課と言う課が成立しましたがそのモデルになったとも言えるストーリーでなにかの小説やドラマを見ているような設定も見応えになっています。

日本の教育システムは政治と行政がベースになって運営が行わていることは皆さんご存知のことと思います。生徒会長が総理大臣、厚労省が生活委員会と保健委員会、文科省が図書委員会等ですね。
その意味では高校生が政治や行政を考えると言うのは勉強としても将来のためと考えても重要なことであると思いますね。

例えばひとことに「まちおこし」と言ってもどこで活動するのか?なにを売るのか?それを事務所の中であーでもないこーでもないと会議を繰り返したところで一向に答えは出ません。それよりも一度でいいから町に出てなにが売れているのか?どうすればいいのかを見に行く方がよほど効果があります。

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都会が求める地方の魅力

以前、とある地方のお茶を東京で販売したことがあります。朝市ですね。そこでとある実験を行いました。それは試飲のお茶を案内するのに標準語で「お茶いかがですか?」と言うのと方言を使っておススメするのでどちらが試飲数が増えるのか?と言った実験でした。

結果は「方言」が勝ちました。数字にして2対1くらいの割合です。明らかに聞き慣れない方言の方が反応がいいと言うのは本能的に都会の人もその純朴な言葉や語調に心ひかれるのではないかと思います。東京のど真ん中であっても方言の方が暖かみや優しさが伝わったと言うのがわかります。

現場に強いのは誰なんだろう?

こう言った泥臭い現場に則した販売を実践し運営に反映させるのは残念ながらオフィスの中より女子高生たちの方が早いのです。これからはそんな女子高生がもっと世の中でふるさとのPRと紹介をして行く時代になるのではないかと考えています。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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