ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

朝市の活かし方

約3分

市が立つということ

地方には様々な朝市や夕市、夜市がある。
海辺なら朝市で新鮮な魚介類を。繁華街なら夕市で粉ものやラーメン、焼き鳥屋お好み焼きなど。そして夜市は飲んだあとのおでんや煮物。その姿は様々である。

この市の使い方一つで町おこしが何倍にも活性化することを考えることがある。例えば九州地方は海沿いは朝市があるが山間部に近づくに連れて「軽トラ市」なる市がたつ。農家のみなさんが収穫物やその加工品を持ち寄って直販する。それこそお茶からダゴ(団子)漬物やお惣菜まで売っている。だが悲しいかな人口の少なさとスーパーの増加によりその規模は比較的小さなものが多い。この「軽トラ市」を「まちおこしRe:Boot研究所」風にアレンジするとどうなるか?を考えてみようと思う。

一体どんな事ができるのだろう?

例えば最近では「農ギャル」というのが流行っている。農業を志す女性たちのことで昨今の受験も農学部や農業高校を目指す女性が増えているという。野良着もかわいいピンクのつなぎや明るい色のゴム手袋やタオルを羽織る姿は目にも眩しい。こういった女性たちを集めて「女だらけの軽トラ市」を開催するのだ。参加者は全員女性。それこそ女子中高生からおばあちゃんまで全員女性。ふる里の味から今流行のスィーツまでなんでもあっていい。お客と運営以外は男子禁制。子供も決められた時間までは参加してもかまわない。そういう地元の女性たちの姿を見て育つことで故郷愛も育つというものだ。

毎週土日だけとか金曜夜だけとか、その出店バランスも農作物が3割、粉もの屋台が3割、魚介類など3割
、地元の学生枠1割等を3〜5つの市町村で一ヶ月のうちの土日計8回を順番に開く。朝市と夕市なら計16回開催できる。一つの市町村の中でも毎月持ち回りでエリアを変えていく。そうすると一回の開催で30台〜50台集まる軽トラ市が開催できるわけだ。

地域ごとの特色があっていい

山間部なら山菜が多く、海岸部なら魚介類が多くてもいい。学生がコスプレしたりすればそれだけでも見に行こうと思う人もいる。セキュリティの問題や開催の手筈は各市町村ごとに責任者をおいて各位置された企画の上で運営される。参加費は格安で構わないが集金された会費が繰り越されるときには寄付や設備費として再投資されたり地元の施設に寄付されればいい。

さながら演芸場になってもいい

会場には地元アイドルやおじいちゃんおばあちゃんの演芸会があり歌も踊りもある。そんな朝夕の過ごし方を地元の風物詩にすると日常だけで地元の経済効果が上がることは想像できると思う。

どうせ勝つならみんなで

生き残りというが一人勝ちさえ狙わなければいくらでもチャンスは広がる。その機会を地方はぜひ狙っていただきたいものであると考えている。そして地方のボトムアップの暁には東京の朝市で勝負しようと言う動きが出てくることを切に願うのである。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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