ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

福岡県八女市八女農業高校販売所

約3分

福岡県には奇跡の農業高校があると言われています。

その名も「福岡県立八女農業高校」

なぜ福岡県立八女農業高校が奇跡の農業高校と言われるかというと八女農業高校は学校内で生産された農作物およびその加工品の販売を校内販売所にて販売しておりその年商が3000万円であると言われているからです。

新入生は入学直後の一学期に全員もんぺ作りをするそうです。それを実習着に使うと言う伝統も50年以上続いているとのこと。
創立120年近い福岡県立八女農業高校は在校生の親や祖父母も八女農業高校の卒業生であるケースも多々あり、長年にわたり年々その生産品や加工品の改良を重ねてきたものです。

売り上げも徐々に上昇し現在では年間3000万円の取引高があると言われています。平成17年度に同窓会から寄付された農産物販売所「チャレンジショップ・未来館」で火曜、金曜に販売されており、周辺の道の駅にも同校の生徒が生産した加工品が並ぶこともあります。近隣の皆さんは要チェックですね。

人気の商品は八女農茶、お茶クッキー、手作りジャムなどです。生徒が自分たちで栽培した茶葉や朝採りの新鮮卵、生産品のあまおうなどを使っています。

一言で年商3,000万円と言いますが 福岡県の1家庭当たりの平均年収は433万4,800円と言われており全国平均から見ると26位の順位になっています。 八女農業高校販売所の年間売り上げは実に福岡県の平均家庭の7倍以上の金額にもなるということですね。 利益を追求しない教育機関であったとしても長年にわたり製品の改良重ね毎年毎年その製品の品質を改めることにより年商3,000万を実現することも可能だと言えるでしょう。100年以上に渡る歴史をもつ八女農業高校ならではの売上高だと思います。

一般に農業高校と言えば生産にばかり目が行きますがお客様が手にする瞬間までを目にした生徒たちにとっては自分たちが学んでいることが社会的にどういう活動なのかが理解出来ると言うことはとても貴重な体験だと思います。

生徒たちにふるさとの農業を伝え、その中から実際に製品を開発し販売する。もっとも基本的なまちおこしのはずですがこれだけの圧倒的な年商を叩き出されるとやはり基本に忠実であることの実力には頭が下がります。現在は福岡県内での販売が主ですがこれが全国規模になったときどれくらいの実力を発揮出来るのか正直興味深いです。

マネタイズと言う意味でもまちおこしが面白くなるのは10代からだとおもいます。その時期に現場のビジネスを見ながら農業行えると言うのは本当にいい環境ではないかと思います。これからの活動に目が離せません。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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