ふるさとRe:Boot研究所

本当のふるさとを愛するために今私たちの出来ること

博多ガールズショップ 女子力tea

約3分

博多女子高校では商業教育講座の一環として福岡県の特産品を使い、製品開発からパッケージング、販売までを行っています。その内容は美容用品から食品飲料に至るまで網羅されています。女子高生目線とはいえ女性にとって嬉しい商品開発を行う運営スタイルは毎年行われる「博多ガールズショップ」に参加したい生徒のオーディションがあるからなのかもしれません。

ニーズウォンツの想定を行い、自分たちで目的を明確化した上で開発までを行います。福岡ギフトショーにも出展しパッケージングや価格帯、お求めになるお客様の背景までを想定すると言うペルソナ設定までをみっちりと実習しています。

販売は県内各スーパーゆめタウンや百貨店、福岡の玄関口博多駅構内の東急ハンズ等、時には九州他県まででも高校生が自ら販売に赴き、店頭に立ち売れ行きとセールストークの実習を行っています。新聞やテレビ等の掲載歴も多く、メディア露出度も多い活動です。

福岡デザインアワードで特別賞を受賞したこともあり福岡県内では公認の学生まちおこしと言っても良いでしょう。

バレーボールで有名な80年の歴史を持つ博多女子高校は元々和洋文化女学校として創立され、現在では普通科とトータルビジネス科があります。トータルビジネス科の授業の一環として始められた博多ガールズショップは部長を社長とし副部長を副社長として抜擢し各部門の統括を行うと言う本格的な会社組織の実習が行われています。

今までに開発されてきた商品は本年度の女子力Teaを筆頭に「モミデコロン」「天使の美博」「UniLip」「黒糖そら豆」等でネーミング等もすべて学生が立案決定したものです。

福岡市内の一般企業が実習の授業の傍ら、サポートを行い、今年はクラウドファンディングまで挑戦しています。また同時に社長と副社長で地元の金融機関に出向き融資の交渉を行い担当者ベースでのプレゼンを行うという超実践的な授業もありました。(融資の審査は通った模様)

私が福岡ギフトショーでブースを拝見した時には複数のパッケージを用意し来場者からアンケートをとり、パッケージのイメージやお求めの用途、さらには価格帯の印象までをヒアリングすると言うマーケティングリサーチを行っていました。正直制服を着ているとは言え活動自体は一般の企業と変わりませんでした。

かつては経理科があった博多女子高校ですのでぜひともこれから複数年次の経営にチャレンジして決算と納税も挑戦してみて欲しいですね。

About The Author

代表katoP
katoP(Pはプロデューサーの略)
神奈川県生まれ。
神奈川の県央部の高校を卒業し東京にて大学を卒業。
20世紀を不動産業と金融機関交渉代行を仕事として過ごす。
(主に賃貸と都市銀行との交渉)
21世紀に入り町おこしのプロデューサーを始め、独自メディアの編纂やコストを減らした広報手段等をアドバイスしてきた。
創刊した広報誌の編集長は軒並み2年以内に各都道府県の知事と対談しTVに出演、中には世界規模の活動に成長した組織もある。
このたびその活動を元に日本中で行われる町おこしの実体と検証、また主に学生たちの町おこし活動をまとめ、各地の町おこしの参考実例集を作るべく「ふるさとRe:Boot研究所」を立ち上げた。
各メディア記事と実例を元に、独自の視点でのイノベーションを提案するスタイルにファンも増加中!!

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